カナダ鉄道貨物輸送停止へ、2社の労使交渉決裂

AI要約

カナダの鉄道会社で労使交渉が決裂し、従業員のロックアウトが発表されたことで鉄道運行が停止。これにより穀物や石炭などの輸送が滞り、経済的損失が予想される。

米国の鉄道会社も影響を受け、鉄道貨物輸送が停止すれば大きな影響が出る可能性がある。

トルドー首相が労使双方に歩み寄りを呼びかける中、状況は深刻化している。

カナダ鉄道貨物輸送停止へ、2社の労使交渉決裂

[22日 ロイター] - カナダの鉄道会社、カナディアン・ナショナル・レールウェイ(CN)とカナディアン・パシフィック・カンザスシティ(CPKC)は22日、新労務協定を巡る労働組合との交渉が決裂したことを受け、従業員を職場から退出させる「ロックアウト」措置を発表した。同国で前例のない鉄道運行停止で、穀物、石炭、石油製品、自動車などの輸送が滞り、多大な経済的損失が予想される。

米鉄道会社ユニオン・パシフィックは運行が停止すれば、1日あたり2500両相当の米国間の鉄道貨物輸送が止まると20日に指摘。トルドー首相が労使双方に歩み寄りを呼びかけていた。