新車購入から28年! 日産R33「スカイラインGT-R」はフレンチブルーに惚れて衝動買い…年間走行5000キロは過保護すぎですかね

AI要約

富士スピードウェイで開催された「レイズファンミーティング」には、700台のRAYSホイールを履くクルマとオーナーが集まり、希少な日産R33型「スカイラインGT-R」オーナーも参加した。

「LM Limited」と呼ばれるR33は、ル・マン24時間レース参戦を記念して製造され、特別なブルーのカラーリングで注目を集めた。

オーナーは28年間大切に乗り続け、程よいカスタマイズでオリジナルの魅力を保ちながら、自分好みのスタイリングを楽しんでいる。

新車購入から28年! 日産R33「スカイラインGT-R」はフレンチブルーに惚れて衝動買い…年間走行5000キロは過保護すぎですかね

数あるホイールメーカーのなかでも、作り手とファンを繋ぐオフ会(感謝イベント)を開催しているRAYS(レイズ)。富士スピードウェイで開催された「レイズファンミーティング」は、第3回を迎えた2024年も全国から新旧RAYSホイールを履くクルマとオーナーが会場を埋め尽くしました。参加した約700台の中から、限定車の希少な日産R33型「スカイラインGT-R」を長く愛するオーナーを紹介します。

日産の歴代「スカイラインGT-R/GT-R」には複数の限定車が存在する。今回紹介する“としあき”さんの愛車である、鮮やかなブルーを纏ったR33「LM Limited」もその1台で、フランスで毎年6月に開催される世界3大自動車レースのひとつ「ル・マン24時間レース」参戦を記念して1996年5~7月に期間発売されたものだ。

チャンピオンブルーと命名された車体色は、当時、ツーリングカーの絶対王者として君臨していた「カルソニックスカイライン(カルソニックブルー)」を模したものだと噂されたが、実際はフランスのナショナルカラーであるフレンチブルーをイメージしたもの。ル・マン24時間レースでチャンピオンを目指す。そんな開発陣の思いが込められていたのだろう。

「このクルマに乗り換える前はR32 GT-Rに乗っていました。非常に満足度は高かったのですが、経年による不具合が出始めたので、乗り換えようか、と検討していたときにアナウンスされたのがLM Limitedです。当時、ツーリングカーレースで活躍していたカルソニックスカイラインを想起させる、青空のような明るいブルーと期間限定という誘惑に負け、半分は勢いで買ったようなものです」

と当時を振り返る。新車購入から28年、派手にあれこれ手を加えることをよしとせず、外観は後期型のヘッドライトユニット(フイルムを貼って紫外線による劣化を抑止)とNISMOのフロントリップ程度。足元はTEIN製の車高調キットでさりげなくローダウンし、ホイールはカラーやインセット(10J×18 IN11)を特注したVOLK RACING GTCをチョイス。オリジナルを損なわない範囲で、自分好みのスタイリングを追求している。