ANA、成田-パース再開 国際線の供給量前年超えへ=24年度下期計画

AI要約
全日本空輸(ANA)が2024年度下期の路線計画を一部変更国際線や欧州路線を強化し、新規路線も開設予定成田-パース線再開や羽田-ミラノ・ストックホルム・イスタンブール路線を増やす
ANA、成田-パース再開 国際線の供給量前年超えへ=24年度下期計画

 全日本空輸(ANA/NH)を中核とするANAグループは8月20日、2024年度下期の路線計画を一部変更すると発表した。国際線は成田-パース線を再開するほか、羽田-ミラノ・ストックホルム・イスタンブールの欧州3路線を12月以降に順次開設する(関連記事)。座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は、国際線全路線が前年同期比8%増、欧州路線は44%増となり、旺盛な訪日需要などの取り込みを強化する。

 成田-パース線は10月14日に再開し、月曜、木曜、土曜の週3往復運航する。羽田-バンコク線は現在1日2往復で、2025年1月9日からは同3往復に増便する。現在週3往復の成田-香港線は、冬ダイヤ期初から同4往復に増便。年明けの1月18日から31日までは1日1往復(週7往復)に期間増便する。

 羽田-ミラノ・ストックホルム・イスタンブールの欧州3路線は、いずれも週3往復ずつで、ミラノ線は12月3日、ストックホルム線は1月31日、イスタンブール線は2月12日に順次開設。今回の新規3路線開設後、ANAの欧州就航都市は9都市に拡大し、欧州路線の強化を図る。

 一方、成田-ホノルル線は1月から減便。現在は週14往復(1日2往復)で、繁忙期明けの1月11日からは週10往復に減便する。