〔ロンドン外為〕円上昇、146円台前半(19日正午)

AI要約

ロンドン外国為替市場で、米雇用指標の過去データの下方修正が懸念され、円相場が上昇。米長期金利の低下も影響し、円買い・ドル売りが続いた。

米雇用統計の年次改定による過去データ修正の影響で、円が堅調に推移。しかし、FRB高官の発言や景気指数発表を控え、円の上げ幅は縮小した。

対ユーロは円高・ユーロ安の動き。ユーロ対ドル相場も円高。ポンドやスイス・フランもそれぞれの相場が示された。

 【ロンドン時事】週明け19日午前のロンドン外国為替市場の円相場は、米雇用指標の過去データの大幅下方修正が懸念される中、米長期金利の低下を背景に円買い・ドル売りが優勢となり、1ドル=146円台前半に上昇した。正午現在は146円30~40銭と、前週末午後4時(147円95銭~148円05銭)比1円65銭の円高・ドル安。

 米雇用統計の年次改定に伴って過去データが大幅に下方修正されるとの見方が広がり、時間外取引の米金利が下落。これにより、円が堅調に推移した海外市場の流れを引き継いだ。この日は米連邦準備制度理事会(FRB)高官の発言や米景気先行指数の発表を控えており、高値ではドルが買い戻され、円の上げ幅は縮小した。

 対ユーロは1ユーロ=161円48~58銭(前週末午後4時は162円61~71銭)と、1円13銭の円高・ユーロ安。ユーロの対ドル相場は1ユーロ=1.1031~1041ドル(同1.0985~0995ドル)。

 ポンドは1ポンド=1.2945~2955ドル(同1.2886~2896ドル)。スイス・フランは1ドル=0.8648~8658フラン(同0.8678~8688フラン)。