ジョン・レノンが毎年夏に家族と過ごした宿 1894年に創業 軽井沢の「万平ホテル」“リニューアルオープン” 

AI要約

軽井沢町の「万平ホテル」は老舗であり、2023年からの大規模改修を経て8月16日に再開した。再開を待ち望んでいた客もいて、内装や施設が一部新しくなりながらも伝統の趣が残されている。

創業130周年を迎えるホテルは三島由紀夫やジョン・レノンなどの文化人に愛され、アップルパイやロイヤルミルクティーなども再開時に提供される予定。

秋にはグランドオープンを控え、再び多くの客を迎え入れる準備を進めている。

ジョン・レノンが毎年夏に家族と過ごした宿 1894年に創業 軽井沢の「万平ホテル」“リニューアルオープン” 

創業130年の老舗ホテルの待望の再開。長野県軽井沢町の「万平ホテル」は2023年から大規模改修のため休館していたが、8月16日、一部の施設を先行オープンした。秋にはグランドオープンを予定している。

軽井沢町の「万平ホテル」。

客を迎え入れるのは1年8ヵ月ぶりだ。

早速、訪れた客は「リニューアルオープンが私たちが(軽井沢に)来る日とピッタリ重なるので、1ヵ月以上前から楽しみに待ってました」、「見た目がきれいになった感じがするが、あまり変わってないな」などと話し、再開を喜んだ。

万平ホテルは1894年(明治27年)に創業。 現存する最も古い1936年建築の「本館アルプス館」は国の登録有形文化財にも指定されている。

三島由紀夫や堀辰雄ら文豪が執筆に訪れたほか、ジョン・レノンが1976年から79年まで毎年夏に家族と過ごした。

2024年、創業130周年を迎えるにあたり、ホテルは2023年1月から大規模改修のため休館に。

そして、改修をほぼ終え、8月16日、一部の施設がオープンした。 

「本館アルプス館」はこれまでの装いをそのまま残し、耐震化が施されている。

内装も、床や備品は新しくなったが、象徴のステンドグラスや柱などは当時の趣を残している。

宿泊者以外からも大人気のカフェはテラス席を拡張しこれまでの73席から102席へ席数を増やした。

ジョン・レノンが愛したとされるアップルパイ。(伝統のアップルパイ 1100円)

ジョンレノンがレシピを伝えたとされるロイヤルミルクティーもそのままの味だ。(ロイヤルミルクティー 1300円)

万平ホテルの西川眞司支配人は 「またお客さんを迎えられることをうれしく思う」 と話した。

8月16日、再開したのはメインダイニングルームやカフェ、そして一部の客室で、秋にグランドオープンを予定している。

(長野放送)