中国BYD、パキスタン市場参入 カラチに生産工場新設へ

AI要約

中国EV大手のBYDがパキスタン市場に参入して自動車生産工場を開設し、3車種の販売を始める計画を発表。

BYDはパキスタンの充電インフラが不十分な市場における初の大手新エネルギー車企業となる。旗艦店舗と体験型施設を3都市に設立し、2024年第4四半期からSUV2車種とセダン1車種を販売予定。

パキスタンの電力最大手Hub Powerの一部門であるMega Motorsと提携し、新工場は2026年に操業開始予定。Hubcoは充電インフラの強化に向け急速充電ステーションの設置を進める。

中国BYD、パキスタン市場参入 カラチに生産工場新設へ

[カラチ 17日 ロイター] - 中国電気自動車(EV)大手のBYD(比亜迪)は17日、パキスタンの現地企業メガ・モーターズと提携して自動車生産工場を開設するとともに、3車種の販売を開始する計画を明らかにした。

BYDは充電インフラが不十分なパキスタン市場に参入する初の大手新エネルギー車企業となる。

同社はカラチ、ラホール、イスラマバードの各都市に旗艦店舗とエクスペリエンスセンター(体験型施設)を設立し、2024年第4・四半期からSUV(スポーツタイプ多目的車)2車種とセダン1車種を販売する方針。

メガ・モーターズはパキスタン電力最大手ハブ・パワー(ハブコ)の一部門。同社のカムラン・カムル最高経営責任者(CEO)は「わが社はBYDの最先端の新エネルギー車生産に特化したパキスタン初の工場を設立する」とし、今回の取り決めは「画期的な投資だ」と強調した。

新工場の操業開始は2026年の予定。

ハブコはパキスタンの充電インフラの強化に向け、全国の主要都市、高速道路、幹線道路に急速充電ステーションを設置する。