クスリのアオキ、ファンド提案否決 創業家社長ら再任 株主総会

AI要約

クスリのアオキホールディングスの株主総会で、香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントが青木社長らの解任を求める提案が否決された。

会社側が提案した取締役選任案は可決され、オアシスの主張は受け入れられなかった。

青木社長との価格問題について双方の主張が対立し、ガバナンスに関する議論が行われた。

 ドラッグストアを展開するクスリのアオキホールディングスは16日、金沢市内で定時株主総会を開き、創業家出身の青木宏憲社長らの解任を求めた香港系投資ファンドのオアシス・マネジメントによる株主提案が反対多数で否決された。

 会社側が提案した青木社長ら11人の取締役選任案は可決された。

 オアシスは昨年も独自の取締役選任案などを提案し、否決された。今回はクスリのアオキが青木社長と青木孝憲副社長に対し、不当に安い価格でストックオプション(自社株購入権)を発行したと主張。ガバナンス(企業統治)に重大な問題があると訴え、解任を求めた。これに対し、クスリのアオキは、価格は第三者機関による客観的な分析に基づくものだと反論していた。