アマゾンのドローン配送などで試験運用、英航空局 6事業を選定

AI要約

英民間航空局(CAA)は、ドローンの使用試験を行うため、アマゾンなどの6プロジェクトを選定した。

選ばれたプロジェクトでは、最新技術を活用して操縦者の目視可能範囲を超える距離での飛行を認める。

選定されたプロジェクトには、アマゾンの「プライムエア」、エアスペクション、ライフラインなどが含まれる。

[ロンドン 15日 ロイター] - 英民間航空局(CAA)は15日、配達、インフラ点検、緊急サービスでのドローン(無人機)の使用試験を行うため、アマゾンなどの6プロジェクトを選定したと発表した。

CAAは今年に入り、こうした用途でより多くのドローン飛行を許可する意向を示していた。現在は、ドローンの目視外飛行は厳しい制限下で試験飛行のみ許可されている。

今回選定されたプロジェクトの試験使用では、ナビゲーション、制御、飛行中の航空機探知など最新技術を駆使し、操縦者の目視可能範囲を超える距離での飛行を認める。

選ばれたのは、アマゾンのドローン配達サービス「プライムエア」、洋上風力発電所の点検を行うエアスペクション、医療用品の配達を目的とするプロジェクトライフラインなど。アマゾンは昨年10月、英国、イタリアのほか、米国で3番目となる拠点でドローンによる荷物の配達を開始する計画を発表していた。