〔東京株式〕上値重い=利益確定売りで(15日後場中盤)

AI要約

日経平均株価は上昇トレンドを維持し、利益確定売りによる下落もある中、円高の影響も受けて方向感が定まらない状況が続いている。

午後には金融株が堅調で幅広い業種に買いが入り、株価は続伸。特に銀行業界などが目立つ。

前日比で上昇し、米国でのインフレ指標の影響もあり、投資家心理が改善。値上がり銘柄が多く、石油・石炭製品などの業種が好調だった。

 (13時46分)日経平均株価は上げ幅を拡大した後は利益確定売りが出て、上値は重い。前場に比べ円高に振れていることも株価の重しになっている。市場からは「為替の動きが安定するまでは株価も方向感が定まらない」(国内証券)との声が聞かれた。

 (後場寄り)午後の日経平均株価は前日比388円24銭高の3万6830円67銭と上げ幅を広げて始まった。引き続き幅広い業種に買いが入っている。特に銀行など金融株の堅調さが目立っている。

 (前引け)【プライム】日経平均株価の午前の終値は前日比366円32銭高の3万6808円75銭と4営業日続伸。東証株価指数(TOPIX)は30.58ポイント高の2612.48。米国でインフレ沈静化を示す指標が発表され、投資家心理が上向き、東京市場でも買いが優勢となった。為替が若干円安方向に振れたことも、自動車株などに追い風となった。

 70%の銘柄が値上がりし、27%が値下がりした。出来高は8億8843万株、売買代金は2兆2284億円。

 業種別株価指数(33業種)は石油・石炭製品、銀行業、証券・商品先物取引業、非鉄金属、輸送用機器などの上昇率が大きかった。下落はサービス業、陸運業の2業種。

 【スタンダード】スタンダードTOP20は上昇。出来高は2億0837万株。

 【グロース】グロース250は小幅高で、グロースCoreは反落。

 (10時04分)日経平均株価は、安く始まった後すぐにプラスに転じ、その後も堅調に推移している。業種別では非鉄金属や金融など、「どちらかと言えば8月初旬までの下落局面で弱さが目立っていた景気敏感業種が強い」(大手証券)という。

 (寄り付き)日経平均株価は前日比61円03銭安の3万6381円40銭と下落して始まった。前日まで3連騰していた反動で売りが先行している。