〔米株式〕NYダウ上げ幅拡大、248ドル高(14日午後1時40分)

AI要約

ニューヨーク株式市場は、米消費者物価指数がインフレ鈍化を示し、買いが続く中、上昇幅を拡大。

ダウ工業株30種平均は4万ドル台を回復し、ダウは4万0013.92ドル。

7月の米CPIは市場予想を下回る結果となり、インフレ鈍化の傾向がみられる。FRBによる利下げ観測が再び意識された。

 【ニューヨーク時事】14日午後のニューヨーク株式市場は、7月の米消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化が示されたことを受けた買いが継続し、上げ幅を拡大している。優良株で構成するダウ工業株30種平均は4万ドル台を回復した。ダウは午後1時40分現在、前日終値比248.28ドル高の4万0013.92ドル。ハイテク株中心のナスダック総合指数は40.01ポイント安の1万7147.60。

 米労働省が14日発表した7月のCPIは、前年同月比2.9%上昇と市場予想(ロイター通信調べ)の3.0%上昇を小幅に下回った。変動の激しい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年同月比3.2%上昇で市場予想と一致。前日発表の7月の米卸売物価指数(PPI)に続き、インフレの鈍化傾向が示された。連邦準備制度理事会(FRB)による9月の利下げ観測が改めて意識された。