面接官「希望年収はどれぐらいですか?」⇒《採用される人》のお手本回答【キャリアコンサルタントが解説】

AI要約

転職面接での希望年収に関するNGとOKの回答例を紹介。

面接では具体的な金額を提示せず、自己PRや志向を伝えることが重要。

経験や希望年収に根拠を持たせ、成果を重視する姿勢が好印象。

面接官「希望年収はどれぐらいですか?」⇒《採用される人》のお手本回答【キャリアコンサルタントが解説】

面接の場では、ちょっと答えにくい質問をされることもしばしば。「希望年収はどれぐらいでしょうか?」「前職より年収は下がりますが、問題ないでしょうか?」…もしこのように問われた場合、どう対処すればよいのでしょうか。1万人の転職を支援してきた中園久美子氏の著書『それでも採用される! 転職面接の受け方・答え方』(日本実業出版社)より一部を抜粋し、NG回答とOK回答それぞれの例を紹介します。

■NG回答の例

「はい、前職の【❶年収が〇〇万】でしたので、それと【❷同等かそれ以上】を希望しています。よろしくお願いいたします。」

× ❶⇒年収にはさまざまな評価基準があるため、具体的な金額はなるべく控えよう

× ❷⇒これでは給料のために転職をしたと思われてしまう

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<採用に近づくヒント>

確かに前職より年収がアップしたほうが良いし、そのために転職をした人もいるかもしれません。年収の交渉は、内定をもらった後でも十分にできます。まずは、面接の場ではどんな人物かを理解してもらうことが先決と心得ましょう。

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■OK回答の例(1)

「はい、求人票に掲載されております【(1)給料も確認】しております。【(2)御社の評価基準を存じませんので具体的な金額はご提示できかねます】が、御社に入りましたら【(3)ご期待に沿える働きをしたい】と思っております。」

◎ (1)⇒求人票に掲載されている給料で働けることを伝えられている

◎ (2)⇒具体的な金額を提示しない理由を伝えている

◎ (3)⇒面接官の期待する言葉を伝えられている

■OK回答の例(2):どうしても具体的な金額の提示を要望された場合

「はい、大学卒業後、【(1)前の会社で10年ほど勤めましたので、昨年の年収は〇〇万程度でした】。【(2)これまでの経験を活かす業務に加え、チームリーダーの役割もありますので、求人票の給料幅を考えますと△△万】を希望します。ただ、【(3)成果を出してからそれに見合う給料をいただきたい】と思っております。」

◎ (1)⇒前職の年収も根拠も含めて伝えられている

◎ (2)⇒希望年収にも根拠が添えられている

◎ (3)⇒成果を前提とする社会人らしい考え方ができている