新車で買って35年16万キロ…「人生の半分を一緒に過ごしてきた相棒」アルファ ロメオ「スパイダー」との適切な距離感とは?

AI要約

アルファ ロメオ「スパイダー」は長い歴史を持ち、シリーズ1からシリーズ4まで数々のバリエーションが生産されてきた。

2024年のアルファ ロメオのミーティング「カフェ・ド・ジュリア2024」では、105/115系のクーペ、ベルリーナ、スパイダーが展示され、各モデルの魅力を堪能できた。

シリーズ3のアルファ ロメオ「スパイダー」は35年間所有されている愛車で、その魅力やデザインについて語っているオーナーがいる。

新車で買って35年16万キロ…「人生の半分を一緒に過ごしてきた相棒」アルファ ロメオ「スパイダー」との適切な距離感とは?

アルファ ロメオ「スパイダー」は、じつは長い歴史を持つクルマです。シリーズ1は1966年にデビューし、1967年に製作された、ダスティン・ホフマン主演の映画『卒業』や、五木寛之著の小説『雨の日には車をみがいて』にも登場しています。その後、シリーズ2、シリーズ3、シリーズ4と続き、1993年まで27年間生産されました。今回は、シリーズ3を35年間所有する“コイダ”さん(65歳)に話を伺いました。

2024年4月14日(日)、埼玉県行田市の古代蓮の里で開催されたアルファ ロメオのミーティング「カフェ・ド・ジュリア2024」は車両を展示するタイプのミーティングだ。無料で見学できる会場内に105/115系「ジュリア」のクーペ、ベルリーナ、スパイダーが並んでおり、各モデルの佇まいやディテールの違いなどをチェックすることができる。会場内を巡り、ノーマルのよさを理解しているオーナーに105/115系の魅力を伺ってきたので、紹介しよう。

オープン2シーターモデルであるアルファ ロメオ「スパイダー」はFFの916系および939系も有名だが、やはりFRの105/115系が白眉。もっというと「デュエット」の愛称で親しまれ、いまでも数多くのファンを獲得しているシリーズ1や、リアエンドのデザインがコーダトロンカになっているシリーズ2の印象が強い。

しかし、このところエアロディナミカと呼ばれる105/115系スパイダーのシリーズ3や、AT仕様もチョイスできるようになったシリーズ4も人気車となっており、カフェ・ド・ジュリアの会場でお話を伺った“コイダ”さん(65歳)の愛車も1989年式のシリーズ3であった。

「スパイダー シリーズ3 クアドリフォリオの新車を購入して、所有歴は35年になります。レジャーで使っており、総走行距離は16万kmほどです。買った理由は、先代モデルにあたるジュリエッタ スパイダーと同じようにカロッツェリア・ピニンファリーナが手がけたエクステリアデザインがカッコいいから。こだわりのポイントは、長く乗っていることぐらいです(笑)」