日本にはないトヨタ「GR」が存在!? 世界中で高い人気のスポーツブランド 東南アジアのモーターショーで見た“GRモデル”とは

AI要約

トヨタのスポーツブランド「GR」は、アジア圏でも高い人気を誇る。

日本では会えないGRモデルがインドネシアで展示され、現地での人気ぶりを示す。

GRスポーツには、アギアGRスポーツやカローラクロスGRスポーツなど様々なモデルが存在する。

日本にはないトヨタ「GR」が存在!? 世界中で高い人気のスポーツブランド 東南アジアのモーターショーで見た“GRモデル”とは

 トヨタのスポーツブランドとして、世界的な地位を確立した「GR」ですが、アジア圏でも高い人気を誇ります。

 今回は、インドネシアで2024年7月に開催された「ガイキンド インドネシア国際オートショー2024(GIIAS2024)」のトヨタブースに出会った、母国の日本では会えないGRモデルたちを紹介します。

 インドネシア市場は、日本車のシェアが高い市場として知られていますが、その中でもトヨタの人気はダントツ。そのため、「GRスープラ」を筆頭とするGR専用開発モデルを含め、GRモデルも展開されています。

 同ショーでは、GR専用開発である「GRヤリス」の改良型の初披露が行われましたが、従来型のGRヤリスは127台が導入され、瞬く間に完売したというエピソードも、その人気の高さを裏付けています。

 ただしメインとなるのは、幅広い車種に展開される「GRスポーツ」です。

 GRのエントリーとなる「GRスポーツ」ですが、日本にはないトヨタ車だけでなく、日本仕様にはないGRスポーツも存在するなど、積極的な展開が図られています。その中には、エアロ中心のドレスアップのものと走りの強化を図ったチューニング仕様のふたつが存在します。

エントリーだけど本気!?アギアGRスポーツ

 GRスポーツエントリーとなるのは、「アギアGRスポーツ」です。

 トヨタとダイハツが共同開発した新興国向け車の2代目で、インドネシアでダイハツが生産を担うご当地トヨタ車です。現行型は、2023年2月に登場し、先代同様に「GRスポーツ」が設定されました。

 ボディサイズは、全長3830mm×全幅1665mm×全高1505mmとコンパクト。88ps/11.52lgmの1.2L直列3気筒エンジンを搭載し、5速MTとCVTを用意しています。

 GR専用チューンとして、エアロパーツに加え、専用チューニングのステアリングシステムとサスペンションが与えられています。装備面でも、LEDヘッドランプや15インチアルミホイールなどのアップグレードが図られています。そのガンダムルックなエアロのエクステリアには、懐かしさを感じます。

 現地では、レーシングチーム「トヨタチームインドネシア(TTI)」によるアギアによるアギアによるモータースポーツ活動も行われ、活躍しています。小さくシンプルなクルマですが、専用サスを備えるなど、中身はちゃんとGRしています。これで運転を磨くにも、ちょっと面白そうです。

日本にはないカローラクロスGRスポーツ

 2020年のタイでのデビューを皮切りに、世界戦略車として活躍中のコンパクトSUV「カローラクロス」にも「GRスポーツ」を用意。