ウォール街投資銀の賞与、最大35%増の可能性=報酬コンサル会社

AI要約

米ウォール街の投資銀行部門職員のボーナスが増加する見通しで、債券引き受けとIPO業務に注目が集まっている。

債券発行やIPO活況が増額の要因となり、投資銀行部門の収入が回復していると報告されている。

株式・債券セールス・トレーディング部門も賞与増額の可能性が高く、株式トレーダーや債券トレーダーにも増額見込み。

ウォール街投資銀の賞与、最大35%増の可能性=報酬コンサル会社

[ニューヨーク 8日 ロイター] - 米ウォール街で債券引き受けに携わる投資銀行部門職員のボーナスが今年25─35%増加し、新規株式公開(IPO)を担当する職員は20─30%増加する可能性があると、企業報酬コンサルティング会社ジョンソン・アソシエーツがリポートで見通しを示した。

債券発行の好調な伸びと、年初からの資金調達額がすでに2023年全体を上回っているIPOの活況が増額の主な要因。

リポートによると、投資銀行部門の収入はまだピークを下回っているものの、活動がかなり回復しているという。

賞与を増額する可能性がある他の部門は、株式・債券セールス・トレーディングで、株式トレーダーは10─15%、債券トレーダーは5─10%の増額が見込まれるとした。