日経平均続く乱高下 一時900円超下落の後、前日比プラスに

AI要約

日経平均株価は反落し、一時3万4000円台を割り込むも、荒い値動きとなり前日比プラスに転じる場面もあった。

前日の米国株式市場では主要な株価指数が反発し、株価の下落にいったん歯止めがかかった。

米景気の先行き懸念から大幅な値下がりが続いていたが、前日のダウ工業株平均が4営業日ぶりに反発し、主要な株価指数は上昇した。

 7日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落して始まり、一時、前日終値より900円超下落し、3万4000円台を割り込んだ。前日に過去最大の上げ幅を記録した反動もあり、売りが優勢となった。ただ、その後は前日比プラスに転じる場面もあり、荒い値動きとなっている。前日の米国株式市場では主要な株価指数が反発し、株価の下落にいったん歯止めがかかった。

 日経平均は前日終値より553円11銭安い3万4122円35銭で取引を始めた。

 前日6日の米ニューヨーク株式市場は、主要企業でつくるダウ工業株平均が前日より294.34(0.76%)ドル高となり、4営業日ぶりに反発した。米景気の先行き懸念から大幅な値下がりが続いていたが、買い戻しの動きが出た。ハイテク株が中心のナスダック総合指数、米大企業を幅広く網羅するS&P500ともに1.0%上昇し、主要な株価指数はそろって上昇した。