米ルーシッド、EVセダン『エア』で欧州市場に進出…新たな資金調達も

AI要約

米国のEVメーカーのルーシッド・グループが欧州市場に本格進出し、ルーシッド『エア』の予約を開始した。

主要株主との間で7億5000万ドルの契約を締結し、無担保遅延引出しタームローンも提供される予定。

ルーシッド・エアは最新モデルで、持続可能な交通手段を追求し、先進的なEVを創造することに力を入れている。

米ルーシッド、EVセダン『エア』で欧州市場に進出…新たな資金調達も

米国のEVメーカーのルーシッド・グループは8月5日、ルーシッド『エア』の予約を複数の欧州市場で開始した、と発表した。これにより、同社は欧州市場への本格的な進出を果たすこととなる。

同時に、主要株主のアヤー・サード・インベストメント・カンパニー（以下「アヤー」）との間で、7億5000万ドルの転換優先株をプライベートプレースメントで購入する契約を締結したと発表した。

また、7億5000万ドルの無担保遅延引出しタームローンも提供される予定だ。

ルーシッド・エアの最新モデルが「ピュア」だ。84kWhのバッテリーパックでEPA推定420マイル（約675km）の航続を実現しており、持続可能な交通手段の新たなマイルストーンを打ち立てた。これにより、他のどの車両よりも少ない電力で長距離を走行できるため、バッテリーパックのサイズを小さくし、原材料の使用量を削減することが可能となる。また、充電時の電力網への負担も軽減される。

ルーシッド・グループは、シリコンバレーを拠点とする技術企業であり、世界で最も先進的なEVを創造することに注力している。同社の旗艦車両であるルーシッド・エアは、ベース価格6万9900ドル（約1030万円）だ。

現在、アリゾナ州の工場で電動SUV『グラビティ』の生産準備を進めている。同社の目標は、最先端のEVを通じて人類の持続可能な輸送とエネルギーへの移行を加速することだ。

自動車産業グリーンテクノロジー金融・投資 EVメーカールーシッド・エア欧州市場アヤー持続可能な輸送

関連記事（外部サイト）

本文を読む

関連記事

アクセスランキング（経済）