NY株1033ドル安 下げ幅今年最大 米景気減速懸念で世界株安

AI要約

ニューヨーク株式市場で主要企業でつくるダウ工業株平均が1033ドル値下がりし、下げ幅は今年最大となった。

米国の景気減速懸念から始まった株価急落は、アジア、欧州、米国で波及し、世界的株安となった。

主要株価指数のダウ、ナスダック、S&P500も大幅に下落し、ダウは3営業日連続の値下がりとなった。

 5日のニューヨーク株式市場で、主要企業でつくるダウ工業株平均は1033ドル値下がりして取引を終えた。下げ幅は今年最大。米国の景気減速懸念をきっかけに5日に日本の株価が急落した流れは、アジア、欧州を経て米国でも続き、世界同時株安となった。

 ダウの終値は、前週末より1033.99ドル(2.60%)安い3万8703.27ドルだった。取引時間中には1200ドル超下落する場面もあった。値下がりは3営業日連続で、下げ幅は計約2100ドルに達した。ハイテク株が中心のナスダック総合指数は3.4%、米大企業を幅広く網羅する「S&P500」も3.0%と、主要株価指数は三つとも大幅に下落した。