伊藤忠、スポーツウェア「デサント」をTOBで完全子会社化へ 化学品大手タキロンも

AI要約

伊藤忠商事がデサントとタキロンシーアイをTOBで完全子会社化することを発表。

TOB成立後、デサントとタキロンシーアイは上場廃止になる見通し。

TOB買い付けの詳細や計画についても述べられている。

伊藤忠商事は5日、スポーツウエア大手のデサントと、化学品大手のタキロンシーアイに対し、TOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化すると発表した。今年3月末時点でデサントにはグループを通じて約44%出資し、タキロンシーアイには約55%を出資している。総投資額は約2200億円を見込む。伊藤忠は2社を完全子会社にすることで収益拡大につなげる。

デサント株の買い付け価格は1株当たり4350円で、買い付け総額は約1826億円。今年11月ごろに関係当局での手続きなどを経た後、買い付けを開始する予定。年内の買い付け終了を目指す。タキロンシーアイ株の買い付け価格は1株当たり870円で、買い付け総額は約376億円。買い付け期間は8月6日から9月18日まで。

デサントとタキロンシーアイともにTOB成立後に上場廃止になる見通し。