「クラランス」がアイコン美容液“ダブル セーラム”をリニューアル 後天遺伝学に着目したエイジングケア

AI要約

クラランスがブランドを代表する美容液“ダブル セーラム”を“ダブル セーラム ADC”としてリニューアルする。

新しい美容液はエピジェネティクスに着目し、後天的要因による肌の老化と影響を研究した結果、DNAのメチル化を抑える成分を採用。

さらに、それぞれの機能を強化する17種の植物エキスと5つの活性分子を配合し、肌の質感やハリを向上させる。

「クラランス」がアイコン美容液“ダブル セーラム”をリニューアル 後天遺伝学に着目したエイジングケア

「クラランス(CLARINS)」は8月23日、ブランドを代表する美容液“ダブル セーラム”を“ダブル セーラム ADC”(30mL、1万2100円/50mL、1万7380円/75mL、2万3650円)としてリニューアルする。14日に公式ECで先行発売する。

“ダブル セーラム”は1985年に誕生。9回目のリニューアルとなる今回は、エピジェネティクス(後天遺伝学)に着目した。エピジェネティクスとは、生まれながらに持つ遺伝子の発現が、生活習慣や環境によって調節される現象を研究する学問。クラランスによると、遺伝子の85%は後天的要因によって制御され、加齢によって変化するのは15%という。同社は30組60人の一卵性双生児の女性を集め、同じ遺伝子を持ちながら、後天的要因によって肌の老化と兆候にどのような影響があるのかを研究した。その結果、不規則な生活習慣はDNAのメチル化を増加し、それにより繊維芽細胞における肌の若々しさに関連する4つのキー遺伝子の活性を阻害することを発見した。そこで、後天的要因が引き起こすエイジングサインを標的にするテクノロジーを開発し、核となる成分としてプロバンス産オーガニック ダンチクエキスを採用した。同成分はDNAのメチル化を抑え、後天的要因によるエイジングの悪影響を中和する。

また、加齢により低下する5大機能(再生、酸素チャージ、保護、水分チャージ、栄養チャージ)の活性化をさらに強化するため、処方を刷新。細胞間のコミュニケーションを向上させるウコンエキスはそのままに、17種の植物エキスと5つの活性分子を配合した。シワやスキントーンを改善し、生き生きとした肌印象に導く。さらに、肌の質感を高める3種の植物エキスを配合。余分な皮脂を抑えて毛穴を引き締め、肌のキメや輝き、ハリを整える。

テクスチャーと香りは“ダブル セーラム”を踏襲した。肌を保護する皮脂膜の比率を生体模倣した「水分7:油2」の2相式が特徴。フォーミュラを手に取り、両手で温めるようになじませると、みずみずしく軽やかなジェルとこっくり柔らかなオイルが融合する。乳化剤を使用せず、乾燥した肌にもしなやかに溶け込むテクスチャーを実現した。フルーティでフローラル、フレッシュな香りは日本人の調香師が手掛けた。ボトルにはリサイクル可能な素材を94%、ISCCのリサイクル素材を24%使用。ロック式のキャップを採用することでプラスチック使用量を削減した。また、フォーミュラには天然由来成分を95%配合。同社は2030年までに植物原料3分の1の自社栽培を目指している。