開発コードナンバーRX87のクーペ【3】レザートップ付きルーチェロータリークーペがプロショップの手で見事にレストア

AI要約

1971年式マツダルーチェロータリークーペは、レザートップを備えたスーパーデラックスで、群馬県前橋市のガレージスターフィールドによって徹底的にレストアされた個体だ。オーナーは20年にわたりコスモスポーツを所有するマツダロータリーファンで、念願のルーチェを手に入れたが、乗る時間がないと嘆いている。

エンジンの魅力を存分に味わいたいオーナーは、専用のガレージを用意して所有した喜びに浸っているという。

主要諸元によると、1971年式マツダルーチェロータリークーペは2ローター・ロータリーエンジンを搭載し、最高出力126ps/6000rpm、最高速度190km/h、乗車定員は5名、初出価格は175万円だった。

開発コードナンバーRX87のクーペ【3】レザートップ付きルーチェロータリークーペがプロショップの手で見事にレストア

【1971年式 マツダ ルーチェロータリークーペ】

1967年の「第14回東京モーターショー」、1968年の「第15回東京モーターショー」にもプロトタイプ「RX87」として出展された後、1969年に発売されたルーチェロータリークーペ。

今回撮影したクルマはレザートップを備えたスーパーデラックス。マツダロータリー車の東の雄というべき群馬県前橋市の「ガレージスターフィールド」が徹底してレストアした個体だ。

「これだけキレイな状態のルーチェロータリークーペはなかなか存在していないと思います。とくにフロントのマツダエンブレムの輝きはスターフィールドさんのこだわりを感じさせる部分です」とオーナー。

オーナーは約20年にわたりコスモスポーツを所有するマツダロータリーファン。

長年探していたこのクルマをついに手に入れてホクホクかと思いきや「忙しくてなかなか乗ることができない」と恨み節。

しかし、専用のガレージも用意し、所有したことの喜びにひたっているところだという。

この静かで力強いエンジンの魅力を十分に味わってほしいと願っている。

主要諸元 SPECIFICATIONS

1971年式 マツダ ルーチェロータリークーペ(M13P)

全長 4585mm

全幅 1635mm

全高 1385mm

ホイールベース 2580mm

トレッド前/後 1330/1325mm

最低地上高 185mm

室内長 1605mm

室内幅 1355mm

室内高 1095mm

車両重量 1255㎏

乗車定員 5名

最高速度 190㎞/h

登坂能力 29°16′

最小回転半径 5.3m

エンジン型式 13A型

エンジン種類 2ローター・ロータリー

総排気量 655㏄×2

圧縮比 9.1:1

最高出力 126ps/6000rpm

最大トルク 17.5㎏-m/3500rpm

変速比1速 3.727/2速2.176/3速1.391/4速1.037/後退3.727

最終減速比 3.900

燃料タンク容量 65ℓ

ステアリング形式 ラック&ピニオン

サスペンション 前ダブルウイッシュボーン・トーションラバー/後セミトレーリングアーム(コイルスプリング)

ブレーキ 前ディスク/後リーディング&トレーリング

タイヤ 前後とも165HR15

発売当時価格 175万円

初出:ノスタルジックヒーロー 2020年4月号 Vol.198


(記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)