〔東京外為〕ドル、148円台後半=調整売りで下落(2日午後3時)

AI要約

東京外国為替市場では、米雇用統計を控えた影響でドルの対円相場が下落し、148円90~91銭で推移した。

国内輸入企業によるドル買いが活発化し、仲値過ぎにかけて水準を上昇させたが、その後は微妙な値動きが続いた。

午後には米雇用統計発表を控えてポジションの調整売りが現れ、148円80銭まで下落。市場は不安定な状況が続いている。

 2日午後の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、米雇用統計を控えた調整売りが優勢となり、1ドル=148円台後半に下落した。午後3時現在は、148円90~91銭と前日(午後5時、149円85~85銭)比95銭のドル安・円高。

 午前は、国内輸入企業によるドル買いが優勢となり、仲値過ぎにかけて149円70銭台まで水準を切り上げた。買い一巡後はやや売られ、正午にかけては149円台半ばを中心にもみ合った。

 午後は、145円50銭前後で推移した後、米雇用統計を前にしたポジション調整の売りが優勢となり、一時148円80銭台まで水準を切り下げた。

 東京時間は、日経平均株価の下げ幅が2200円を超える暴落状態となったが、市場では「ドル円の反応は限定的だった」(国内銀行)との声が聞かれた。日本時間の今夜には、7月の米雇用統計の発表を控え「様子見ムードが広がる」(運用会社)とみられ、「明確な方向感は出づらい」(先の国内銀行)との指摘があった。

 ユーロは正午に比べ対円で下落、対ドルで上昇。午後3時現在、1ユーロ=160円88~89銭(前日午後5時、161円85~86銭)、対ドルでは1.0804~0804ドル(同1.0801~0801ドル)。