米コインベース、売上高が予想上回る 暗号資産ETF承認が追い風

AI要約

米コインベースは第2四半期決算で市場予想を上回る売上高を記録し、暗号資産市場の成長を示唆している。

SECのビットコインETF承認や取引高の回復を受け、同社は楽観的な見通しを示した。

売上高の急増や黒字化など、好業績を達成したコインベースは将来有望な暗号資産取引所として注目されている。

米コインベース、売上高が予想上回る 暗号資産ETF承認が追い風

暗号資産(仮想通貨)取引所大手の米コインベース・グローバル(Coinbase Global)が8月1日に発表した第2四半期決算は、売上高が市場予想を上回った。規制上の不透明感が後退し、取引高が回復している。

同社株は引け後の時間外取引で3%上昇した。

米証券取引委員会(SEC)が現物のビットコインとイーサリアム(イーサ)に連動する上場投資信託(ETF)を承認したことを受け、暗号資産市場は今年に入って盛り上がりを見せている。

ブライアン・アームストロング(Brian Armstrong)最高経営責任者(CEO)は決算発表後の電話会見で「われわれは次期政権が民主党であれ共和党であれ、暗号資産に対して建設的なスタンスを取るという楽観的な見方を強めている」と語った。

同社の第2四半期の総取引収入は139%増の7億8,090万ドルに急増した。

取引以外の事業を手がけるサブスクリプション・サービス部門の売上高は79%増の5億9,900万ドルとなった。

カストディー業務の手数料収入はビットコインETFに関連した資金流入が寄与し、3,450万ドルに増加した。

総売上高は14億5,000万ドルに倍増。LSEGがまとめたアナリスト予想の14億ドルを上回った。

1株損益は0.14ドルの黒字となった。前年同期は0.42ドルの赤字だった。

※この記事は「あたらしい経済」がロイターからライセンスを受けて編集加筆したものです。

米コインベース、売上高が予想上回る 暗号資産ETF承認が追い風

(Reporting by Manya Saini)