米労働生産性、第2四半期速報値2.3%上昇 伸び加速 予想も上回る

AI要約

第2・四半期の米労働生産性が前期比2.3%上昇し、人件費の上昇が抑制される見通し

生産単位当たりの報酬が0.9%上昇し、低下傾向にある

生産性が改善すれば企業はコストを抑制し、利益を守ることができる

米労働生産性、第2四半期速報値2.3%上昇 伸び加速 予想も上回る

Lucia Mutikani

[ワシントン 1日 ロイター] - 米労働省が1日発表した第2・四半期の非農業部門の労働生産性(速報値)は年率換算で前期比2.3%上昇した。伸びは第1・四半期の0.4%(0.2%から上方改定)から加速し、予想の1.7%も上回った。

前年同期比では2.7%上昇。生産性の向上で人件費の上昇が抑制され、インフレ見通しが一段と改善する可能性がある。

生産単位当たりの報酬を示す単位労働コストは第2・四半期に前期比0.9%上昇。伸びは第1・四半期の3.8%(4.0%から下方改定)から大きく減速した。

EYパルテノンのチーフエコノミスト、グレゴリー・ダコ氏「生産性の回復はインフレと経済見通しにとって励みになる」とし、「生産性が力強く伸びれば、企業は人材を犠牲にすることなくコストを抑制し、利益を守ることができる」と述べた。