トヨタ自動車 2024年4ー6月期の営業利益が過去最高に 円安やハイブリッド車の比率上昇、価格改定などが押し上げ

AI要約

トヨタ自動車は2024年4月から6月までの連結決算を発表し、営業利益が16.7%増の1兆3084億円となった。

販売台数は3.2%減少したが、円安の影響で3700億円の押し上げ効果があり、ハイブリッド車の比率の上昇で700億円の増益を達成。

売上高や最終利益も過去最高を更新し、2024年度の業績予想は据え置きながら、ガバナンス面の対応も注目される。

トヨタ自動車 2024年4ー6月期の営業利益が過去最高に 円安やハイブリッド車の比率上昇、価格改定などが押し上げ

トヨタ自動車は1日、2024年4月から6月までの連結決算を発表し、本業のもうけを示す営業利益は1兆3084億円で、2023年度の同じ時期と比べて16.7%増えた。

連結の販売台数は、225万2000台で2023年度から3.2%減少したが、円安の影響で3700億円の押し上げ効果があった。

そのほかハイブリッド車の比率の上昇や価格改定などで700億円の増益となり、過去最高だった2023年を上回った。

また、売上高は11兆8378億円(前年同期比12.2%増)、最終利益は1兆3333億円(同1.7%増)で、いずれもこの時期として過去最高だった。

2024年度の業績予想は据え置いた一方、足元では認証試験における不正行為などで是正命令が出されるなど、業績だけでなくガバナンス面の対応も注目される。