米クアルコム、7―9月期売上高見通しが予想超え

AI要約

米クアルコムが第4四半期の売上高見通しを上方修正し、需要が堅調な理由やファーウェイへの影響も示唆

売上高見通しはアナリスト予想を上回り、1株利益の見通しも予想を超えている

アレックス・ロジャーズ副社長がファーウェイとの交渉を続ける姿勢を示す

米クアルコム、7―9月期売上高見通しが予想超え

[31日 ロイター] - 半導体大手の米クアルコムが31日発表した第4・四半期(7─9月)の売上高見通しは、アナリスト予想を超えた。「アンドロイド」搭載端末の需要が堅調なことと、人工知能(AI)機能の向上が進むスマートフォン市場で半導体の需要が増していることが、追い風となっている。

ただ、米国から制裁対象の指定を受けている中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への輸出ライセンスの1つを取り消したことが売上高に影響するとの見通しも示し、時間外取引で一時急騰していたクアルコム株は上げ幅を縮める場面もあった。

7─9月期の売上高見通しの中心値は99億ドルで、LSEGデータによるアナリスト予想平均の97億1000万ドルを上回った。主力の半導体事業の売上高見通しは84億ドル。調査会社ビジブル・アルファの予想は83億3000万ドルだった。

1株利益の見通しも2.55ドルと、予想の2.45ドルを超えた。

ライセンス部門を統括するアレックス・ロジャーズ副社長は、今後もファーウェイと交渉を続けると述べた。