ママ友から「保育園は私立のほうが幼児教育にいい」と言われました。費用が高いので公立と考えていましたが、高くても通わせる価値はあるのでしょうか?

AI要約

保育園を選ぶときには、費用面と教育内容を慎重に考える必要があります。

公立保育園と私立保育園では、保育内容や教育方針に違いがあります。

私立保育園に入る場合、保育料以外の費用にも注意が必要です。

ママ友から「保育園は私立のほうが幼児教育にいい」と言われました。費用が高いので公立と考えていましたが、高くても通わせる価値はあるのでしょうか?

保育園を選ぶときに、費用面、教育面のどちらを重視するのかは人によって違うでしょう。なかには「費用が高いのは気になるけれど、子どもの教育のことを考えると私立に入れるべきなの?」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

本記事では、公立保育園と私立保育園の教育面や費用面の違いを分かりやすくまとめるとともに、高い費用を出してでも私立保育園を選ぶ価値があるかどうかを考えます。

公立保育園の保育内容は、各自治体が定めた保育方針に準じています。自治体の方針は国の指針をもとに決められることから、保育施設ごとの保育内容や教育内容はある程度均質化され、大きな差がありません。

公立保育園の保育士は公務員であり、長く勤続しているベテランも多いのが特徴です。保育の質の面では信頼がおけるでしょう。また、公立保育園は認可保育園であるため、園舎や園庭の広さにゆとりがあるという特徴もあります。広い園でのびのびと過ごさせたい場合は、公立が向いているといえるかもしれません。

一方、私立保育園は、国の資産や基準を土台にしながらも、運営者の方針によって保育や教育の内容がそれぞれ異なります。

なかには、モンテッソーリ教育やリトミックなど、子どもの個性や能力を伸ばす幼児教育に力を入れている園も多いため「家庭の子育て方針に合う園に入れたい」「子どもの能力開発に力を入れてほしい」といった希望がある場合は、私立の保育園を検討する価値があるでしょう。

認可施設であれば、公立保育園と私立保育園で保育料の違いはありません(認可外の保育園は園ごとに独自の保育料を設定)。

ただし、私立の保育園では園で使う教材や用具、制服、体操服など、園が指定するものを購入しなければならない場合があります。また、特色のある教育の実施に伴う行事費用や後援会費などのコストがかかる園もあります。

そのため、私立保育園に入園すると、公立保育園と比べて保育料以外の費用が大きくなることがある点に注意が必要です。どのような費用がいくらぐらいかかるのかを、事前に園に確認し、検討材料にするとよいでしょう。

保育内容や教育内容がどれだけ家庭の方針や希望にマッチするか、魅力がどれほどあるかと必要な費用の大きさを比較して、コストパフォーマンスを判断しましょう。