〔米株式〕NYダウ反落、49ドル安=米金融政策会合控え様子見(29日)☆差替

AI要約

今週のニューヨーク株式相場は、FOMCなどを控えて様子見ムードが広がり、方向感に乏しい中反落。具体的には、ダウ工業株30種平均が49.41ドル安の4万0539.93ドルで終了し、ナスダック総合指数は12.32ポイント高の1万7370.20で引けた。

出来高は8億5220万株で、前営業日比3799万株減少。

この日は米経済指標の発表がなく、手掛かり材料に乏しい中、利益確定の売りが出やすい展開となった。今週はFOMC、米IT大手の決算、米雇用統計の発表が控えており、市場はそれらの内容を注視している。

 【ニューヨーク時事】週明け29日のニューヨーク株式相場は、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)などを控えて様子見ムードが広がり、方向感に乏しい中、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比49.41ドル安の4万0539.93ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は12.32ポイント高の1万7370.20で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前営業日比3799万株減の8億5220万株。

 この日は重要な米経済指標などの発表がなく手掛かり材料に乏しい中、午前のダウ平均は前週末の大幅高を受けた利益確定の売りに押されやすい展開が続いた。

 今週は米連邦準備制度理事会(FRB)が連邦公開市場委員会(FOMC)を開催するだけでなく、極めて注目度が高いマイクロソフトなどの米IT大手決算や米雇用統計の発表も予定されている。このため、これらの内容を見極めたいとのムードが強く、午後に入ると、ダウは前週末終値を挟んで狭いレンジでの値動きに終始した。

 業種別ではナイキなどの一般消費財が堅調だった一方、ボーイングなどの資本財は軟調だった。

 ダウ銘柄では、朝方に四半期決算を明らかにしたマクドナルドが3.7%高。ウォルト・ディズニーが2.5%高。

 キャタピラーは1.7%安。前週末に急伸したスリーエムは1.6%安。