取材ノート どうなる米大統領選

AI要約

米大統領選の不透明な先行きに関する雑談が増加する中、為替や自動車業界に与える影響が注目されている。

トランプ氏による過去のツイートが自動車業界に大きな衝撃を与え、その印象が今も色濃く残っている。

今年後半における米大統領選の行方が注目され、中部経済に対する影響や変化を追い、身近な地域経済にどう影響するかを考える時期。

取材ノート どうなる米大統領選

 ■「米大統領選は、どうなるのだろうか」。取材先との雑談で、米大統領選に関する話題が一挙に増えた。「為替は円高に進むのだろう」「電気自動車(EV)普及に関する政策が撤回されれば、混乱を極めそうだ」「メキシコ製車両への関税は」―。大統領選の先行きはなお不透明で、各社少しでも情報を集めようとしていると感じる。

 共和党候補のトランプ氏がツイッター(現X)で国内外の完成車メーカー各社を批判したのは2017年初頭。トヨタ自動車が当時進めていたメキシコ新工場の計画も対象になった。ツイッター砲と呼ばれて、中部の自動車業界にも大きな衝撃を与えた。そこから7年以上が経過するが、その印象が色濃く残っているのだろう。

 米大統領選の行方は、今年後半の重要なテーマ。中部経済に与える影響や変化を自分なりに予測し、海の向こうの大きな動きの影響を身近な地域経済のニュースとして届けられるよう備えたい。

 ■勝又 佑記(かつまた・ゆうき)自動車や鉄鋼業界を担当。自分の今年後半のテーマは「粘る」。粘り強く取材に努めたい。