DIYするデスクトップオーディオ第2弾、スマホと組み合わせるバイノーラルマイクも

AI要約

「夏のヘッドフォン祭 mini 2024」が開催され、OriolusのブースではJOYCRAFTの新モデルが多数参考展示。

完実電気ではMeze Audioのエントリーイヤフォン「ALBA」の試聴やPERFECTIONブランドの新アクセサリー「AMORCRYSTAL」の展示が行われた。

WHISMRはグリーンファンディングでバイノーラルマイク「WHISMR W-BM1」を出展中。

DIYするデスクトップオーディオ第2弾、スマホと組み合わせるバイノーラルマイクも

「夏のヘッドフォン祭 mini 2024」が7月27日に、東京・八重洲「ステーションカンファレンス東京」6階で開催。Oriolusのブースでは、“小型オーディオDIYキット”の「JOYCRAFT」から、今後登場予定の新モデルが多数参考展示された。

■ Oriolus

JOYCRAFTからは既報の通り、第一弾として、昨年12月にプリメインアンプ「OA-JC1」とFMチューナー「OA-JC2」が発売されている。はんだ付けも不要で、気軽に組み立てられるコンパクトなオーディオキットで、真空管も使っているのが特徴。コンパクトであるため、組み合わせてデスクトップオーディオでも活用できる。

その第二弾が、8月に発売予定。ラインナップはクラスAのヘッドフォンアンプ「OA-JC5」(22,000円前後)、R2R DACの「OA-JC3」(26,000円前後)、スピーカー「OA-JC10」(ペア2,9000円)の3機種。スピーカーも登場したことで、JOYCRAFTシリーズで本格的なデスクトップオーディオ環境を構築できるようになる。

さらに、今後展開予定のシリーズとして、バランス対応のヘッドフォンアンプや、マルチスイッチャー、Bluetoothレシーバーなども参考展示している。

ブースではさらに、PW AUDIOの試作イヤフォンケーブルやイヤフォンの試作機も展示。

また、LUXURY&PRECISIONから、小型ながらパワフルな出力を実現したUSB-DAC兼ヘッドフォンアンプ「W2 Ultra」を参考出品。DACチップはシーラスロジックのCS43131を2基搭載、4.4mmと3.5mmの出力を備え、4.4mmは800mWの出力を実現。鳴らしにくいヘッドフォンとも組み合わせられるモデルとして、発売予定だという。

■ 完実電気

完実電気のブースでは、Meze Audioのエントリーイヤフォンとして近日発売予定の「ALBA」の試聴が人気だ。価格は29,800円と、同社製品としては手が届きやすくなっている。

さらに、PERFECTIONブランドの新たなアクセサリー「AMORCRYSTAL」も今後登場予定。ドーナツ状の製品で、中央にイヤフォンケーブルなどを通すと、ケーブルに信号が通過した際の高周波ノイズを熱に変換し、低減するという。内径5.5mmの一番小さなモデル「AMC055C」がペアで予価5,500円から。

写真のイラストのように、内径が大きなモデルを購入し、ケーブルの巻数を増やすことで効果を高める事も可能だという。

■ WHISMR

WHISMRは、7月26日からグリーンファンディングにてクラウドファンディングを開始したバイノーラルマイク「WHISMR(ウイスマー) W-BM1」を出展している。定価は59,800円だが、超早割価格(25%OFF)44,800円などのプランを用意している。

ASMR録音や没入感ある音響体験をヘッドフォン/イヤフォン再生で提供するために開発されたバイノーラルマイク。スマホだけで使える使いやすさと、小型軽量な機動力が特徴。「制作現場のフィールドレコーディングからVlogやファミリービデオまで、あらゆるシチュエーションで活躍する」という。

シリコン製の耳を両サイドに備え、その中にマイクを搭載する。オーディオインターフェースも内蔵しており、USBケーブルをスマートフォンに繋いで、スマホに録音する。96kHz/24bitまでの録音に対応(録音アプリによる最高値)。配信に便利なバイノーラルフィルタも搭載する。

外形寸法は170×100×80mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は260g。持ち運びやすさを重視した軽量・コンパクトなデザインが特徴で、底部に三脚穴を備える。USB-Cに加え、ステレオミニのヘッドフォン出力、ステレオミニのECMマイク入力(3V電源付加)も備えている。