アウディが「A4/S4」改め新型「A5/S5」シリーズを発表

AI要約

2024年7月16日にアウディが新型「アウディA5」シリーズを発表。

新型A5シリーズはA4シリーズの後継車種で、ボディーサイズが拡大し、スポーティーなデザインが特徴。

A5シリーズは多彩なパワートレインを揃えており、2024年11月に発売予定。

アウディが「A4/S4」改め新型「A5/S5」シリーズを発表

独アウディは2024年7月16日(現地時間)、「アウディA4」シリーズの新世代モデルとなる新型「アウディA5」シリーズを発表した。

アウディの基幹モデルである「A4」および「A4アバント」がフルモデルチェンジ。それぞれ「A5」「A5アバント」と名を改めてデビューした。これは2024年に始まった同ブランドの“モデルネーム再構築”によるもので、今後、偶数の車名は電動モデルを、奇数は内燃エンジン搭載モデルを表すことになるという。新型A5シリーズに関しては、A5、A5アバントおよび高性能バージョンの「S5」「S5アバント」の計4モデルで展開される。

ボディーサイズは、従来のA4に対して全長と全幅を拡大。長いホイールベースと大きなホイール、低く構えたスポーティーなプロポーションが特徴で、前後ホイール周辺のブリスターフェンダーで躍動感が演出される。

A5のボディーはハッチバックタイプで、リアのラゲッジスペースへのアクセスは、従来の「A5スポーツバック」と同様にハッチゲートを介して行うことになる。「デザインと機能性を共存させた」というのがアウディの主張である。

一方フロントには、幅広かつフラットな形状のシングルフレームグリルが与えられ、細いヘッドライトと相まって、シャープなイメージを強調。フロントにLED技術を用いたデジタルデイタイムランニングライトを、リアには第2世代のデジタルOLEDリアライトを装着し、オプションでデジタルライトシグネチャーも用意されるなど、物理的な世界とデジタルの世界の融合も図られた。

「人間中心のデザイン」とアピールされるインテリアは、“マテリアル ドリブン デザイン(素材に基づくデザイン)”を採用。どんな状況でも全体を把握しやすい設計を心がけたとのことで、レイアウトがクリアかつ操作が簡単である点が自慢だ。車内前面には11.9インチのアウディバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイが並び、さらに助手席前方には10.9インチのMMI助手席ディスプレイ(オプション設定)もレイアウトされる。

パワートレインについては新たなマイルドハイブリッド「MHEV plusシステム」を採用し、CO2排出量を大幅に削減しつつ燃費も向上。ガソリンエンジンは2リッター直4ターボと3リッターV6ターボの2タイプで、このうち2リッター直4モデルには最高出力150PSのFF車が用意され、さらに同204PSのハイパワーバージョン(FF車または4WD車)もラインナップされる。V6モデルは4WD車のみとなる。

これに加えて、2リッターのディーゼルモデル(最高出力204PS、最大トルク400N・m)も用意。こちらの駆動方式はFFまたは4WDとなる。高性能バージョンであるS5のパワーユニットは最高出力367PSの3リッターV6ターボで、同じく48VのMHEV plusシステムが与えられる。

新型A5およびS5は、2024年11月にドイツおよびその他多数のヨーロッパ諸国で発売される予定だ。

(webCG)