〔米株式〕ダウ3日ぶり反発=ナスダックは安い(25日)☆差替

AI要約

ニューヨーク株式市場は前日の急落に続いて反発し、ダウ工業株30種平均は3日ぶりに上昇。

4~6月期の実質GDP速報値が景気の底堅さを示し、投資家に買いの安心感をもたらす。

一方、ハイテク銘柄は売られる展開が続き、人工知能に対する市場の期待が過剰との懸念も出ている。

 【ニューヨーク時事】25日のニューヨーク株式相場は、前日の急落を受けて安値拾いの買いが優勢となり、3日ぶりに反発した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比81.20ドル高の3万9935.07ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は160.69ポイント安の1万7181.72で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1億2772万株増の11億0464万株。

 ダウ平均は前日に504.22ドル安、ナスダックは654.94ポイント安と急落。この日は幅広い銘柄に押し目買いが入った。米商務省が朝方発表した4~6月期の実質GDP(国内総生産)速報値が景気の底堅さを示す内容だったことも、投資家に買い安心感を与えた。

 一方、ハイテク銘柄は引き続きさえない展開だった。今週テスラやグーグルの親会社アルファベットが発表した4~6月期決算をきっかけに、人工知能(AI)に対する市場の期待が過剰となっている可能性が意識されるようになり、IT大手や半導体関連が売られた。

 ダウ銘柄では、前日発表した4~6月期決算が好感されたIBMが4.3%高、セールスフォースが2.7%高、キャタピラーが2.5%高、ボーイングが2.4%高。一方、この日発表の決算がさえない内容だったハネウェル・インターナショナルが5.2%安、マイクロソフトが2.5%安、インテルが1.9%安。