小林製薬、辞任の前会長に月200万円 「紅麹」問題で引責

AI要約

小林製薬会長が紅麹配合サプリメントの健康被害問題で引責辞任し、特別顧問に就くことが決定。

特別顧問料として月200万円支給、任期は3年。

特別顧問への好待遇について、過去の知見や経験を生かすためと説明。

 小林製薬が、「紅麹(べにこうじ)」配合サプリメントによる健康被害の拡大を受け、23日付で会長を引責辞任し、特別顧問に就いた創業家の小林一雅氏に対し、特別顧問料として月200万円を支給することが25日、明らかになった。

 特別顧問の任期は3年。

 小林製薬の内規によると、通常の顧問報酬の4倍の金額となる。不祥事の責任を取って経営の一線から退いたにもかかわらず、好待遇を続ける理由について、同社は「これまでの知見と経験等を生かすことが有用と判断した」と説明している。