売却益約1250億円…日立、空調合弁を独ボッシュに売却
AI要約
日立製作所は23日、米電機大手ジョンソン・コントロールズ・インターナショナルとの空調事業合弁会社を独ロバート・ボッシュに売却すると発表した。日立はJCHに40％を出資しており、14億ドルで譲渡する。
譲渡により、日立は約1250億円の売却益を計上する。
ボッシュが株主となる新会社とはライセンス契約を締結し、日立ブランドの空調機器の提供を各国で続ける。
日立製作所は23日、米電機大手ジョンソン・コントロールズ・インターナショナルとの空調事業合弁会社「ジョンソンコントロールズ日立空調（JCH）」を独ロバート・ボッシュに売却すると発表した。両社がボッシュに全株式を譲渡する。日立は子会社を通じてJCHに40％を出資しており、14億ドル（約1950億円）で譲渡する。各種手続きを経て2025年6月までに取引を実施する。
譲渡により、日立は26年3月期連結決算で約1250億円の売却益を計上する。
ボッシュが株主となる新会社とはライセンス契約を締結し、日立ブランドの空調機器の提供を各国で続ける。日本国内向け家庭用ルームエアコンも引き続き新会社が提供する。
一方で、データセンター向けなど業務用空調を手がけるJCHの清水事業所（静岡市清水区）は日立子会社の日立グローバルライフソリューションズに移管し、開発・製造・保守を続ける。
