業績予想が“過去最高益”の「ド安定高配当株」2銘柄!過去10年で減配ゼロの「プレステージ・インターナショナル」、今期1.6倍の増配を発表した「ツムラ」に注目!

AI要約

高配当株の中でも、減配リスクが低く、過去最高益を更新している「プレステージ・インターナショナル」と「ツムラ」に注目。

プレステージ・インターナショナルは12期連続で営業増益見込みで、配当性向も大幅引き上げ。ツムラは薬価改定により増収増益見通しで、将来の漢方需要拡大も期待される。

両銘柄とも減配が1回以下で、過去最高益を記録しており、配当性向も安定的。安定した高配当を求める投資家におすすめの株。

業績予想が“過去最高益”の「ド安定高配当株」2銘柄!過去10年で減配ゼロの「プレステージ・インターナショナル」、今期1.6倍の増配を発表した「ツムラ」に注目!

 【高配当株】減配リスクが低く、今期の業績予想が“過去最高益”の「ド安定高配当株」の「プレステージ・インターナショナル」と「ツムラ」に注目! 

●ずっと減配ナシの「プレステージ・インターナショナル」や、

配当方針の転換で大幅増配の「ツムラ」に注目! 

 配当利回りが高い「高配当株」に注目している人は多いだろう。ずっと持ちっぱなしにして、安定的に配当をもらいたい人におすすめなのが、利益をしっかり稼いでいる高配当株だ。

 安心して持ち続けるには、減配と株価下落のリスクが低い株を選ぶ必要がある。そのためには、配当の原資となる利益をしっかり稼いでいることが何より重要だ。稼ぐ力がある銘柄は配当を出し続けられるし、株価も下がりにくい。

 なかでも、過去最高益を更新している業績絶好調な株は配当キープ力が高いと考えられる。そこで、以下では「今期の売上高と営業利益が過去最高予想」「配当性向70%以下」「直近10年で減配が1回以下」という条件を満たす「ド安定高配当株」の2銘柄を紹介しよう(※データは7月3日時点。分析コメントは、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの小林大純さん)。

 一つ目のド安定高配当株は、配当利回り3.35%のプレステージ・インターナショナル(4290)だ。

 プレステージ・インターナショナルは、自動車関連の顧客対応やロードサービスなどを受託する事業を展開。企業は中核業務に集中するため、外部委託を積極活用しており、業績への追い風となっている。また「CASE(電動化・自動化など)」「MaaS(次世代移動サービス)」に対応し、新たな需要の取り込みを図る。

 業績は12期連続で営業増益となる見通し。配当性向を前期の26%から来期には60%以上目標と大幅引き上げ。2006年3月期から減配なしと、驚異の安定度を誇る。

 続いて紹介する銘柄は、配当利回り3.31%のツムラ(4540)だ。

 ツムラは漢方製剤で国内最大手。前期の薬価改定によって業績への追い風が吹き、今期は大幅な増収増益となる見通しだ。薬価改定の好影響は、すでに株価へは織り込まれている。ただ、高齢者がますます増加する中、健康寿命の延伸などを目的とした漢方需要の拡大が期待できる。中国事業へ注力している点も期待材料。

 2014年3月期以降、1株配当64円を維持していたが、DOE5%(配当性向50%)の実現に向けて大幅増配にシフト。前期は85円だったが、2025年3月期は136円予想となっている。