資産3000万円のS&P500信者「オルカンには投資ししない理由」Xを見ているといろいろな情報が入ってきますが、すべてノイズだと思っている

AI要約

株式市場が上昇している中、投資を始める際にはインデックス投資が有効である。

S&P500全力マン氏はS&P500に全力で投資し、長期的な視点で低コストの投資を行っている。

米国株への信頼と将来的な成長を見据えた投資戦略が明らかにされている。

資産3000万円のS&P500信者「オルカンには投資ししない理由」Xを見ているといろいろな情報が入ってきますが、すべてノイズだと思っている

 昨今の株式市場では、どの銘柄も株価が軒並み上昇しているため、今から投資を始めても遅いと感じている人もいるかもしれない。

 そういった人たちは、ぜひ「インデックス投資」を検討してみるのも一つの手だ。

 インデックス投資は銘柄のリサーチが不要で、平均的なパフォーマンスを得る可能性が高いため、投資初心者に最適な投資手段と言えるからだ。

 今回注目する、S&P500全力マン氏(X:@mouketaiyone)も、兼業投資家として活動しており、アカウント名どおり、余剰資金の大部分を「三菱UFJ-eMAXIS Slim 米国株式」(以下、S&P500)に投資して資産を築いている。2024年6月の資産はおよそ3000万円だった。

 みんかぶマガジン短期連載「S&P500投資家が実践する、コスパ&タイパ重視の投資術」。

 第2回は、S&P500への投資に全力を注ぐ理由、またETFとインデックス投資の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて話を伺った。

ーーS&P500全力マンさんの投資戦略について教えてください。

 タイミングを読まずに低コストのインデックスファンドに長期投資し、現金が必要になるまで売らないことです。どれだけ市場が過熱していようがなんだろうが、給料が入ったら購入します。Xを見ているといろいろな情報が入ってきますが、すべてノイズだと思って、S&P500に全力で投資しています(笑)。

ーーちなみに、S&P500に特化して投資するのはなぜですか?

 理論的には、全世界株でより分散されているオールカントリー(以下、オルカン)のほうがいいのは重々わかっています。ただ、投資に関心を持つきっかけとなった「中田敦彦のYouTube大学 - NAKATA UNIVERSITY」で、これに投資しなさいと言われていたのが、S&P500だったんです。それに則って始めたのもありますし、軸をぶらすのが嫌だというのがあります。

 また、フルベットしたいのは米国株なのですが、オルカンには中国株や、比率は少ないですがブラジル株などが含まれていて、私からしたらあまり投資したくないような国の株が含まれているんですよ。あと間接的ではありますが、中国に投資するということは人民元に、ブラジルならレアルに投資することになりますからね。そういった新興国の通貨に投資することも少し抵抗があります。

ーーやはり、米国株は最強だということでしょうか。

 私が生きている、30~40年くらいは、米国がトップに君臨し続けるのではないかと予想しています。それに、米国経済を追い越すような国が出てくるとは想像しづらいですからね。

ーー投資対象国を分散はしていても、その投資先がパフォーマンスの足を引っ張る可能性もありますからね。

 これは結果論ですが、2024年現在は、オルカンよりもS&P500のほうがパフォーマンスがよかったので、これからも米国を信じてS&P500を買っていくつもりです。