上場企業分析 原材料高騰が収益圧迫 紙・不織布製造のハビックス 自社ブランド立ち上げ 第三の収益源確保目指す

AI要約
ハビックスは、紙おむつの部材や紙おしぼりの原紙などの製造を手掛ける中間素材メーカーであり、2024年3月期には経常損益が2年ぶりに黒字転換した。原材料コスト上昇の価格転嫁や外食産業の好転により売上高が回復しており、自社ブランドの加工品投入も行い新たな収益源に育てる方針。新たな収益源の育成や生産拡大による事業成長が期待されている。
上場企業分析 原材料高騰が収益圧迫 紙・不織布製造のハビックス 自社ブランド立ち上げ 第三の収益源確保目指す

 ハビックス(本社岐阜市)は、紙おむつの部材に欠かせない紙・不織布のほか、紙おしぼりの原紙などの製造も手掛ける中間素材メーカー。2024年3月期は、パルプなど原材料コスト上昇の価格転嫁が進み、経常損益は2年ぶりに黒字転換した。外食産業の好転も受け、売上高もコロナ前の水準を取り戻しつつある。今期は自社ブランドの加工品投入も進め、新たな収益源に育てる。