三井不動産系 京都初の上級ホテル公開 関西での受け皿強化

AI要約

三井不動産が京都・三条通沿いに位置する「三井ガーデンホテル京都三条プレミア」の開業を報道陣に公開。上級宿の「プレミア」は京都初で、18室の客室は広々とした作りで京都らしい中庭や付帯施設も充実している。

宿泊代は1泊1室朝食付きで約3万5千円からで、最高級のジュニアスイートは約7万円から。将来的には大阪にもプレミアの新ホテルを計画中。

三井不動産が手がける宿泊施設はこれで4ブランド、8軒目となり、国内外の観光客やビジネス、若年層など関西で質量ともに広がる需要を取り込む。

三井不動産系 京都初の上級ホテル公開 関西での受け皿強化

三井不動産は23日、二条城や錦市場に近い京都・三条通沿いで31日に開業する「三井ガーデンホテル京都三条プレミア」(京都市中京区)を報道陣に公開した。宿泊主体型である三井ガーデンホテルの上級宿に位置付ける「プレミア」は京都初。同社が京都で手がける宿泊施設はこれで4ブランド、8軒目となり、国内外の観光客やビジネス、若年層など関西で質量ともに広がる需要の受け皿をそろえる。

新ホテルの客室は全185室で1室あたり平均面積が30平方メートル超と、20平方メートル台が中心の既存施設よりゆとりをもたせた。宿泊主体ながら京都らしい中庭を設け、レストランやバー、大浴場、ジムなど付帯施設を充実。ブランド初のプライベートバス(貸し切り風呂)を取り入れ、イスラム教徒など人前で肌を見せない客にも家族などでの入浴を楽しんでもらえるようにした。

宿泊代は1泊1室朝食付きで約3万5千円から。最高級のジュニアスイート(54・9平方メートル)は同約7万円から。三井不動産の内川孝広ホテル・リゾート事業一部長は「(最高価格帯の)東京都内のプレミアと同水準」とし、中長期滞在も取り込みつつ「ワンランク上の滞在を提供する」と力を込めた。

一方、同社は令和9年春にも大阪・堂島浜で、大阪2軒目となるプレミアの新ホテル(全220室)を計画。同社グループ初となる分譲マンションとホテルの複合開発物件で、ホテルは地上40階建ての25~31階部分に入る。(田村慶子)