独SAP、第2四半期はクラウド事業売上高が25%増

AI要約

ドイツのソフトウエア大手SAPが第2四半期決算を発表。クラウド事業の売上高が前年同期比25%増の41億5000万ユーロでアナリスト予想と一致。

総売上高は10%増の82億9000万ユーロでアナリスト予想平均を上回り、営業利益はリストラ関連費用の計上により11%減の12億2000万ユーロ。

SAPは2025年の調整後営業利益見通しを100億ユーロから102億ユーロに引き上げることを発表。リストラ計画や人員入れ替えなどを進めている。

独SAP、第2四半期はクラウド事業売上高が25%増

[22日 ロイター] - ドイツのソフトウエア大手SAPが22日発表した第2・四半期決算は、事業計画ソフトウエアの需要に支えられてクラウド事業の売上高が前年同期比25%増の41億5000万ユーロとなり、アナリスト予想中央値と一致した。

総売上高は10%増の82億9000万ユーロ(90億2000万ドル)で、アナリスト予想平均の82億5000万ユーロを小幅に上回った。

営業利益は、リストラ関連費用6億ユーロの計上により、11%減の12億2000万ユーロだった。

SAPは2025年の調整後営業利益見通しを、進行中の変革プログラムの効果が見込まれるとして、100億ユーロから102億ユーロに引き上げた。

同社は1月、従業員8000人を対象とするリストラ計画に20億ユーロを支出し、人工知能(AI)スキルを持たせるための再教育や、希望退職による人員の入れ替えを行う方針を示している。