マツダ「FD3S RX-7」にオープンってあった?「RE雨宮」のワイドボディキットを装着したワンオフ仕様を制作したオーナーの心意気とは

AI要約

茨城県のスターダストファクトリーは、カスタムの認知度を高めるためにマツダFD3S型「RX-7」の特別な車両製作に挑む。

代表の押田さんは、リアハッチを取り外し、オープントップ仕様にするために1年半の製作期間を費やし、見事な出来栄えとなった。

ボディ加工には純正パーツを活用しつつ、雨漏り対策やリアウイングの設置など細部にまでこだわりが見られる。

マツダ「FD3S RX-7」にオープンってあった?「RE雨宮」のワイドボディキットを装着したワンオフ仕様を制作したオーナーの心意気とは

昔からクルマいじりが大好きで、自分しかできないことを追求して特別な車両製作に挑む茨城県のスターダストファクトリー。代表の押田さんは、カスタムの認知度をより高めるために励む人物であり、マツダFD3S型「RX-7」をスパイダー仕様として製作しました。「作ったら自分が乗りたいという気持ちも強くあったが、それ以上にクルマ好きがみんな注目するでしょ!」というノリから製作したというフル公認車の驚きの仕様とは?

ノリは軽いが作りは真剣で本気というのがスターダストファクトリー押田さんの流儀。今回紹介するオープントップのマツダFD3S型「RX-7」の完成度は、写真からも十分に伝わる見事な出来ばえである。

FD3Sのオープンモデルといえば、1999年の東京オートサロンでRE雨宮が発表した「GReddy8(グレッディ8)」のことを思い出す。じつは押田さんはこのクルマの製作にも深く関わっていた。そして、完成したGReddy8を見たとき、そのスタイリングのカッコ良さに惚れ込み、自分の愛車として「いつか作りたい」と思ったらしい。そこで、自身の愛車3型FD3Sをオープントップモデルにすべく、通常仕事の合間に、製作期間1年半を費やし完成させた。

考え尽くしたボディ加工は、リアハッチを取り外し、純正サイドウインドウとドアノブ等をそのまま活用するために工夫したのがポイント。Aピラーをそのままに、Bピラーは鍵穴が付くアウターハンドルに合わせて立ち上げ部を残してカットしているため、純正パワーウインドウも集中ドアロックもちゃんと機能する作りになっている。また、ルーフについてはソフトトップの幌スタイルになっているが、フロントウインドウやサイドウインドウの隙間から入り込む雨漏り問題にも配慮し、雨どいを作り、雨水を止める構造を採用。さらに、ルーフトップには前後・左右に幌専用レールを設け、しっかり固定できる強度を持たせている。

一方、リアハッチをごっそり取り外したことで生まれた広大なトランクスペースは、ボディ形状に合わせた専用フードを製作し、スポーツカーらしくリアウイングをしっかりマウントできるように作り込む。そして幌状態の時にもFD3Sの美しいフォルムがしっかり保たれているのもポイントだ。