往年の「南海グリーン」が蘇る 7100系「濃淡グリーン」で復元 55年の節目で塗り替え

AI要約

南海電鉄は、運行開始から55年を迎えた7100系車両について「濃淡グリーン」のツートンカラーに復元した列車を運行すると発表しました。

往年の『南海グリーン』が線路の上に蘇ります。

7100系車両は、1969年に南海本線で運行が始まり、通勤列車として活躍しました。

両開き式の扉が採用された初の車両で、153両が製造されました。

多くの利用客からの要望に応え、55周年を迎える今年に「南海グリーン」の復元を決定しました。

現役の21編成のうち1編成が「濃淡グリーン」で運行される予定です。

往年の「南海グリーン」が蘇る 7100系「濃淡グリーン」で復元 55年の節目で塗り替え

南海電鉄は、運行開始から55年を迎えた7100系車両について「濃淡グリーン」のツートンカラーに復元した列車を運行すると発表しました。

往年の『南海グリーン』が線路の上に蘇ります。

7100系車両は、1969年に通勤列車として南海本線で運行が始まりました。

乗客の乗り降りの時間を短縮するため、南海で初めて両開き式の扉が採用された車両で、1973年までに153両がつくられ、南海本線の主力車両として活躍しました。

1992年から現在の『青とオレンジ』のツートンカラーに塗り替えられ、62両、21編成が現役で南海本線や支線の線路を走っています。

南海によると、この7100系について多くの利用客から「緑色の旧塗装で運行してほしい」と要望があったことから、運航開始から55年を迎える節目の年に「南海グリーン」の復元を決めました。

「南海グリーン」は南海電鉄が1988年まで所有し、プロ野球の球団「南海ホークス」のユニフォームに採用されていた「濃い緑色」としても知られています。

今回、現役の7100系21編成(62両)のうち1編成(4両)が南海ホークスファンや沿線の住民、古くからの利用客になじみ深い「濃淡グリーン」のツートンカラーに塗り直されます。

「南海グリーン」が復元された7100系は、8月21日から当面の間、『難波駅~和歌山港駅間』と『難波駅~関西空港駅間』で運行予定です。

また、これに先立ち8月17日には、南海電鉄千代田工場内で7100系復元車両の撮影会も実施されるということです。

南海電鉄は「昨年、高野線の6000系をステンレス無塗装に復元した際に、ファンの皆さまから大きな反響をいただき、今回の7100系旧塗装の復元に繋げることができました」

「『昔の緑色塗装が好き』というファンの皆さまから多くのお声をいただいておりましたので、このタイミングで旧塗装に復元できたことをうれしく思っております」

「昔の南海カラーも現在の車両カラーも双方、お楽しみいただければ幸いです」とコメントしています。