TikTok、地元密着の生活関連サービス導入へ EC事業好調の東南アジアから試験運用
中国ネット大手バイトダンス傘下の動画共有プラットフォーム「TikTok（ティックトック）」が、海外向けに生活関連サービス「TikTok Local Services」を導入する計画を進めている。東南アジア市場をターゲットにし、インドネシアとタイで試験運用が始まっている。
TikTok Local Servicesでは、地元事業者の生活関連サービス情報をユーザーに提供し、飲食店から生活サービス、レジャー、エンターテインメントまで幅広いカテゴリーをカバーする予定だ。
インドネシアではTikTok Shopを利用する事業者にとってまだ内部テスト段階であり、飲食店の共同購入プランにアクセスできるユーザーも限られている。そのため、生活関連サービス向けの専門チームを構築し、新たな商機を追求している。
中国ネット大手バイトダンス傘下の動画共有プラットフォーム「TikTok（ティックトック）」が、海外向けに生活関連サービス「TikTok Local Services」を導入する模様だ。まずは東南アジア市場を対象とする計画で、インドネシアとタイではすでに試験運用が始まっているという。
生活関連サービスでは、飲食店のほか生活サービスやレジャー、エンターテインメントなどを手がける地元事業者のサービス情報を、ネットを通じてユーザーに提供する。
インドネシアでTikTokの電子商取引（EC）サービス「TikTok Shop」を利用する事業者によると、TikTokの生活関連サービスはまだ内部テストの最中で、一部のユーザーだけが飲食店の共同購入プランにアクセスできる段階だという。この事業者は新たな商機をつかむため、 生活関連サービス向けの専門チームを構築している。
TikTokは、その中国版「抖音（Douyin）」が国内で成功した道筋をなぞり、海外で事業を拡大している。米調査会社Yipit Dataによると、TikTokが世界で展開するEC事業は2023年の流通取引総額（GMV）が136億ドル（約2兆1000億円）に達し、うち9割以上を東南アジア市場が占めた。
＊1ドル＝約157円で計算しています。
（36Kr Japan編集部）
