「ポカリスエット」がブランディング施策で伝えたいこととは? CMにピクセルアートや全力疾走対応型ARシステム活用 大塚製薬

AI要約

大塚製薬が「ポカリスエット」の新CMを発表。新たなブランディング施策の一環として、椿さんと池端杏慈さんを起用し、潜在能力をテーマにしたコミュニケーション展開を行っている。

CMでは、2人の主人公が全力で120mの階段を駆け上がるシーンで、ARシステムを活用したオブジェクト表示が特徴となっている。

さらに、製品の価値や地球温暖化への対応も意識し、「ポカリスエット」の重要性を伝える取り組みが続けられる予定。

「ポカリスエット」がブランディング施策で伝えたいこととは? CMにピクセルアートや全力疾走対応型ARシステム活用 大塚製薬

 大塚製薬は、「ポカリスエット」でブランドCMキャラクターに女優の椿さんと池端杏慈さんを継続起用して新 TVCM「潜在能力は君の中。」篇を7月12 日から順次、全国で放映している。

 新CMでは、主人公の2人が全力で120mの階段をかけ上がり、その道中に出現するオブジェクトが2 人の動きに合わせて表示される。オブジェクト表示は全力疾走対応型ARシステムを活用して実現した。

 新CMはブランディング施策の一環。

 大塚製薬の岩﨑央弥(なかや)ニュートラシューティカルズ事業部製品部ポカリスエットプロダクトマーケティングマネージャーは、ブランディング施策によって「前を向いて生きる人たちに寄り添うようなブランドとして、あらゆる生活シーンに適した飲料であることを伝えていく」と語る。

 この考えのもと、椿さんと池端杏慈さんを継続起用し「潜在能力は君の中。」をテーマに新コミュニケーションを始動。

 4月にはピクセルアート×実写の新たな広告を札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の5都市で掲出し、5月17日からTVCM「潜在能力は君の中。」の放映を開始した。

 広告・CMともにピクセルアートを活用した新たな表現に挑戦。

 「『潜在能力は君の中。』をキーワードに、「まずはとにかくやってみよう。君にはきっとスゴい力がある。君が本来持つ力を発揮して進んでいこう」というポジティブなメッセージを、いつも隣にいる仲間からの言葉のように感じてもらい、伝えることを意識した」と述べる。

 製品価値の伝達にも注力している。

 今後も地球温暖化で暑熱環境におかれる機会が多くなることが予想される中、「ポカリスエット」の今年の方針に「気候変動による気温上昇に対し、体温調節機能を維持するために水分・電解質の補給を適切に行うことの重要性をより浸透させることと、その際には『ポカリスエット』が好適であることを改めて伝えていく」ことを掲げる。