2024年版 最新の格安EV 10選 英国で「コスパ」の高い電気自動車は?

AI要約

電気自動車(EV)の需要が伸び悩む中、価格が注目されている。EVは徐々に一般化し、メーカーも安価なモデルを展開している。

英国市場から最も安価な10台のEVを紹介。価格が400万円以下のものもあるが、購入前に注意が必要。

最も安価なEVはシトロエン・アミで、都市部向けの小型車だが、性能は他の車に比べ劣る。しかし、小回りが利き、悪天候下でも快適に運転できる。

2024年版 最新の格安EV 10選 英国で「コスパ」の高い電気自動車は?

電気自動車(EV)にはさまざまな形やサイズがあり、注目度もかつてないほど高まっている。しかし、世界的に需要が伸び悩む中で、メーカーもユーザーも特に気にしているのが価格だ。

EVは「高価なもの」というイメージがあるかもしれないが、これはバッテリーなどの生産コストもさることながら、一部のメーカーが新しいもの好きの裕福なアーリーアダプターを狙った高額商品を数多く展開しているためだ。

興味をそそられたアーリーアダプターたちは、デジタル技術が駆使された最新EVを体感するために喜んでお金を支払い、自動車メーカーにいくばくかの利益をもたらすことになった。

現在、EVはより一般的になりつつあり、価格も徐々に下がっている。メーカーも比較的安価な新型車を相次いで発表しており、今後ますます身近なものになっていくと予想される。

今回は、バリエーションが豊かな英国市場から最も安価なEVを10台紹介したい。日産、マツダ、シトロエン、フィアット、ダチア、MG、BYDなど、EVの選択肢はかつてないほど幅広い。

数年前には3万ポンド(約600万円)を下回ると安いと言われたが(それでもかなり高価だが)、現在はさらに下がり、中には2万ポンド(約400万円)以下のものもある。

ただし、購入する前にはよく調べることが重要だ。これまでEVに対するネガティブな評価の多くは航続距離に集中しており、実際、内燃エンジン車の代替となるようなスタミナを持つものはほとんどなかった。

とはいえ、充電インフラは徐々に改善されており、ユーザーの期待も変化している。市場需要は踊り場を迎え、新たな局面に入っている。

長所:コンパクトなサイズ、小回りが利く、ミニマルなデザインと構造

短所:ひどい乗り心地、悪天候下では視界が悪い、エリアによっては危険を感じる

価格:8495ポンド(約175万円)

英国で最も安いEVはシトロエン・アミだが、厳密には「L6e」という小型の電動四輪車の規格に当てはまる。

混雑した都市部における安価な移動手段として設計され、最高出力8ps、最高速度45km、航続距離は約70kmと、性能面では他の乗用車に比べて絶望的に不利だ。

とはいえ、コンパクトゆえに小回りが利くため、街中での運転は簡単だ。また、オートバイにはない窓やルーフがあるため、天候が悪い日でも快適に走ることができる。