銀行に100万円を1年預けて増えるのは「たった10円」という現実…1億円達成&FIREした元会社員が〈投資〉をおすすめする納得の理由

AI要約

1980年代後半~1990年ごろは、銀行の金利が高く、「利子で食べていける」と言われていた時代が終わり、現在は銀行預金ではほとんど利子が得られない状況である。

投資を活用することで資産を増やすことが重要であり、政府も投資促進の制度を整えている。過去10年間の投資結果を見ても、株や投資信託にお金を投資することで資産が大きく増える可能性があることが分かる。

さらに、分配金や配当金を再投資することで資産増加の効果を高めることができる。

銀行に100万円を1年預けて増えるのは「たった10円」という現実…1億円達成&FIREした元会社員が〈投資〉をおすすめする納得の理由

銀行の定期預金の金利が6~8%あり「利子で食べていける」といわれていた時代は、バブルとともにとっくに終わっています。いまメガバンクに100万円を1年預けて得られる利子はたった100円。物価上昇でさまざまなモノの値段が上がっているなか、銀行預金(現金)でお金を持っていることは実質的な資産を減らしていることともいえます。そこで今回は、銀行預金と投資の複利効果でどれぐらい資産増加の効果が違うか、寺澤伸洋氏による著書『ぶっちゃけFIRE 手取り25万円で子育てしながら1億円ためる方法教えます』(主婦と生活社)より一部を抜粋し、ご紹介していきます。

1980年代後半~1990年ごろは、銀行の定期預金の金利は6~8%。普通預金でも平均金利は2%を超えていたため、「利子で食べていける」といわれていました。

しかしそういった時代はバブルの崩壊とともに終わっています。日本人がよく勘違いしている銀行神話はこのころの名残だと思われますが、デフレが続き、長いこと銀行の金利は年利0.001%程度でした。

これは100万円を1年間銀行に預けたときの利子が10円になるという数字です。せっかく貯めた100万円から、1年に10円しか生み出さないようなところにお金を預けている意味はまったくありません。

投資を上手く活用し、そのような状況から早く抜け出してください。実際、国もNISAやiDeCoという制度で投資による資産形成を後押ししています。若いうちから投資をして、自分たちで資産を大きく増やしてくれというのが日本政府の願いでもあるのです。

「そんなこというけど、投資って儲かるの?」と思っている人もいるでしょう。ちなみに10年前にさまざまな株や商品に100万円を投資した場合、いくらになっているかを表した数字がこちらです。

銀行預金:100・1万円金(ゴールド):259万円投資信託(全世界株式):271万円アマゾン株:1,000万円テスラ株:1億100万円(2023年12月時点)これを見ると、銀行にお金を預けていてもお金はほとんど増えないということ、そして投資をすると資産はこれだけ増える可能性がある、ということがわかっていただけるかと思います。また、分配金や配当金を再投資すると、さらに資産増加速度が上がります。