世界遺産バスが名金急行線の一部だったってマジ? 聖地巡礼にもハマりすぎる!?

AI要約

名古屋駅から出発した高岡行きの高速バスの旅。満席のバスで順調に走行し、ひるがの高原サービスエリアで休憩。富山県に入り、城端サービスエリアで下車。

城端ハイウェイオアシスには観光スポットやアニメーション製作スタジオの本社があり、ファンにはおすすめの場所。ピーエーワークスの関連商品も販売。

南砺市クリエイターズプラザにはピーエーワークスの作品や関連商品が展示されており、ファンにとっては訪れる価値のあるスポット。

世界遺産バスが名金急行線の一部だったってマジ? 聖地巡礼にもハマりすぎる!?

 文/写真:東出真

編集:古川智規(バスマガジン編集部)

(詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)

 出発地の名古屋駅に降り立った。名鉄名古屋駅に隣接する名鉄バスセンターからの出発だ。連休ということもあり、ビジネス用途よりも観光や帰省等で大きな荷物を持った人が目立つ。どの方面も乗客は多く、人気のようである。名鉄バスセンターの3階からまずは高岡行きの高速バスに乗車した。

 8時前にやってきたバスに続々と乗客が乗車していく。満席ではなかったが、朝一番のバスにも関わらず半分以上の座席が埋まっていて盛況だ。定刻に出発したバスは名古屋市内をしばらく走行した後に高速道路に入る。この高速バスは加越能バスが運行する「高速バス名古屋線」と称し、名鉄バスセンターと高岡市の加越能バス本社前を平日は5往復、土日祝日は6往復運行されている。

 以前にこの路線は記事に書いたが、今回は前回とは逆向きで乗車した。高速区間も順調に走行を続けている。車窓はあいにくの雨天だったが、車内ではそれぞれが思い思いでバスの移動を楽しんでいるようである。東海北陸自動車道に入り、岐阜県郡上市にあるひるがの高原サービスエリアで約10分の休憩となった。

 雨の中をくぐってサービスエリアを行き来していると、エリア内はかなりの観光客で賑わっていた。駐車場もよく見ると乗車してきた加越能バス以外はほぼ観光バスのようで、前面に掲げられたツアー名を見ると飛騨高山や白川郷を楽しむもののようで、どれもたくさん乗車しているように見えた。

 筆者の乗車するバスも予定の時間に出発して北上を続ける。この先の飛騨トンネルを抜けるともう富山県である。東海北陸自動車道にある城端サービスエリアが最初に停車地である。

 サービスエリアの導入路に入ったバスは駐車場を越えてその先にある停留所に停車、筆者はここで下車した。ここは城端サービスエリアに隣接する城端ハイウェイオアシスといい、一般道からも利用できる施設だ。

 食事ができるスペースや喫茶店、観光農園、ホテル、そして知る人ぞ知るアニメーション製作スタジオのピーエーワークスの本社のある場所でもある。

 さすがにスタジオには入ることはできないが、隣接する施設「南砺市クリエイターズプラザ」にはこれまでピーエーワークスが手がけた作品や、関連商品の展示、グッズの販売などが行われている。ファンなら一度は訪れてみたいスポットである。