コッポラがプロデュースした、映画製作者とファン向けの豪華ホテルがオープン（海外）

フランシス・フォード・コッポラが、ジョージア州のピーチツリー・シティに映画製作者向けのホテルをオープンした。

このホテルは、ザ・ファミリー・コッポラ・ハイダウェイズが所有・監修し、27の客室と映像の編集などを行えるポストプロダクション施設を備えている。

コッポラは、新作映画『メガロポリス』の制作中に、このホテルを建設するアイデアを思い付いたという。

映画製作現場とホテルが一体となったフランシス・フォード・コッポラ（Francis Ford Coppola）の新しいオールムービー・ホテル（All-Movie Hotel）は、映画製作者の隠れ家であり、映画ファンの夢でもある。

米ギズモード（Gizmodo）の記事で紹介された、ジョージア州ピーチツリー・シティにある新しいホテルは、ベリーズ、グアテマラ、アルゼンチン、イタリアにリゾートを展開するザ・ファミリー・コッポラ・ハイダウェイズ（The Family Coppola Hideaways）に加わった最新のホテルだ。

最先端の設備を使って映画の編集などが行えるポストプロダクション施設と、コッポラが自らデザインした27の客室を備えたこのホテルは、特に「映画製作者のニーズ」に応えるとウェブサイトには書かれている。

最新作『メガロポリス』の撮影でこの地域で2年間を過ごした後、アトランタから約30マイル（約48km）離れたピーチツリーシティにホテルを建設するインスピレーションを得たとコッポラ監督は語っている。

「映画のことを考えたくないときはこのホテルのことを考えていた。そして、ホテルのことを考えたくないときは、映画のことを考えていた」とコッポラは話している。

2023年、ジョージア州の映画産業は推定41億ドル（約6505億円）の収益を上げており、ピーチツリー・シティには数多くのディズニーのマーベル作品の撮影が行われた施設もある。

しかし、ポストプロダクション専用のスペースが不足していたことかから、豪華な宿泊施設と編集室や音響スタジオなど、撮影後に使うスタジオが「密接につながっている」施設を作ろうと思い立ったとコッポラは語っている。

監督はこの施設の質を保証し、『メガロポリス』はオールムービー・ホテルでサウンドミックスを行うと明かしており、映画製作者が「大挙してここに来る」ようになると考えていると語っている。

それでは、この新しいホテルの中を見てみよう。