空自と欧州3カ国が共同訓練 百里に仏ラファール、千歳に独西ユーロファイター到着

AI要約

航空自衛隊の百里基地と千歳基地にドイツ、フランス、スペインの戦闘機が到着し、共同訓練を実施する。

参加部隊や到着した機体、予定されている訓練内容を詳細に説明。

ドイツとフランス、スペインの3カ国空軍がインド太平洋地域での共同演習を実施中。

空自と欧州3カ国が共同訓練 百里に仏ラファール、千歳に独西ユーロファイター到着

 航空自衛隊の百里基地と千歳基地に7月19日、ドイツとフランス、スペインの戦闘機などが到着した。「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた防衛協力の一環で、共同訓練を実施する。百里にはフランス航空宇宙軍のラファール戦闘機、千歳にはドイツ空軍とスペイン航空宇宙軍のユーロファイターが到着した。スペイン軍機が日本へ飛来するのは空軍時代も含め初めて。

 百里の参加部隊は、空自側が第7航空団に所属するF-2戦闘機が2機。フランス空軍側はラファール戦闘機4機、A400M輸送機3機、A330MRTT空中給油機3機の計10機で、人員は約260人を計画している。

 千歳は空自側が第2航空団に所属するF-15戦闘機が4機。ドイツ空軍からはユーロファイター戦闘機8機、A400M輸送機3機、A330MRTT空中給油機4機、A321輸送機1機の計16機で、人員は約180人。スペイン航空宇宙軍からはユーロファイターが4機、A400Mが2機の計6機で、人員は約150人となる見込み。

 フランスとの訓練は、百里周辺で19日から20日にかけて実施。ドイツとスペイン両国とは、19日から20日にかけて実施し、ドイツとは22日から25日に日独共同訓練「ニッポン・スカイズ24」も千歳で実施する。

 ドイツとフランス、スペインの3カ国空軍は、インド太平洋地域での共同演習「パシフィック・スカイズ24」を6月中旬から8月までの予定で実施している。