AIが身近になってますます注目が高まる「プログラマー」や「システムエンジニア」の平均年収はいくら?

AI要約

小学校でのプログラミング教育が必修化され、子どもたちがプログラミングスキルを生かした職業に興味を持っていることが増えている。

厚生労働省の調査によると、プログラマーとシステムエンジニアの平均年収は他の一般企業の平均年収よりも高水準である。

プログラマーとシステムエンジニアの平均年収は年齢によって異なり、年代が上がるにつれて収入も上昇する傾向がある。

AIが身近になってますます注目が高まる「プログラマー」や「システムエンジニア」の平均年収はいくら?

音声アシスタント機能・お掃除ロボット・自動運転など、AIが身近になって注目が集まるプログラミングスキル。近年では小学校でのプログラミング教育が必修化され、子どもたちがなりたい職業にもプログラミングスキルを生かせるものが登場するようになっています。

そこで今回は、プログラマーやシステムエンジニアの平均年収について調べてみました。プログラミングスキルを生かせるほかの職業もご紹介しますので、参考にしてみてください。

NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会が2023年に実施した作文コンクールで、小学生がつづった「将来なりたい職業」を集計したところ、男子は213種類の職業から第12位に「ゲームプログラマー」「プログラマー」、第37位に「システムエンジニア」が入りました。

女子では251種類の職業から第72位に「ゲームプログラマー」、第89位に「システムエンジニア」が入りました(日本FP協会 小学生『将来なりたい職業』ランキングより)。

AIが身近になっているほか、小学校でもプログラミング教育が必修化されたことで、若いうちからプログラミングスキルを生かした仕事に就いてみたいと考える小学生が増えていることが分かります。

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、「プログラマー」と「システムエンジニア」の平均年収は以下の通りです。

◆プログラマーの平均年収

プログラマーの仕事は「システム開発において、システムエンジニア(SE)が作成した詳細設計に基づきプログラムを作成する」ことです。平均年収は557万6000円で、年代別にまとめると以下の通りです。

・~19歳:256万8300円

・20~24歳:341万4800円

・25~29歳:453万9100円

・30~34歳:512万6300円

・35~39歳:597万9300円

・40~44歳:646万9000円

・45~49歳:674万6200円

・50~54歳:679万5700円

・55~59歳:732万1700円

・60~64歳:539万4100円

・65~69歳:459万1300円

・70歳以上:406万9000円

◆システムエンジニアの平均年収

システムエンジニアの仕事は「ITインフラ(情報システムのインフラ:基盤システム)を設計、開発する」ことです。平均年収は684万9000円で、年代別にまとめると以下の通りです。

・~19歳:227万5000円

・20~24歳:373万円

・25~29歳:511万6900円

・30~34歳:627万7100円

・35~39歳:747万100円

・40~44歳:698万9700円

・45~49歳:784万1900円

・50~54歳:793万3900円

・55~59歳:848万2100円

・60~64歳:717万5500円

・65~69歳:420万8700円

・70歳以上:490万2300円

国税庁長官官房企画課の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、一般企業の平均年収は457万6000円(男:563万3000円/女:313万7000円)であるとのことです。これと比較すると、プログラマーやシステムエンジニアの平均年収は高水準であることが分かります。