ECBタカ派、9月利下げに前向き デフレ継続確認なら=関係筋

AI要約

欧州中央銀行(ECB)の9月理事会で利下げに前向きな姿勢が示唆された

ECBは利下げを見送り、今後の経済指標次第で方針が変わる可能性がある

夏以降の追加利下げを一部の理事が受け入れ可能との見方もある

ECBタカ派、9月利下げに前向き デフレ継続確認なら=関係筋

[フランクフルト 18日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)の9月理事会での決定について、一部のタカ派的な理事でさえも、今後の経済指標でデフレ継続が確認されれば利下げに前向きであることが複数の関係筋の話で分かった。

ECBは18日に開いた理事会で主要政策金利の据え置きを決定し、前回6月理事会に続く連続利下げを見送った。ラガルドECB総裁は9月理事会について「ワイドオープン(何も決まっていない)」と述べた。

4人の関係筋によると、一部のタカ派ECB理事は夏以降の追加利下げ実施に反対していない。ECBは6月理事会のかなり前から利下げを示唆していたが理事会直前に予想外の経済指標が発表され痛い目に遭ったため、現時点で今後の方針を明確に示すことを避ける必要がある。9月理事会の決定は、経済指標次第でどちらの方向にも転ぶ可能性があるという。

この件に関してECB報道官からコメントは得られていない。