「3人以上の会話が苦手」4割 初対面・相手を気にしすぎる… 苦手と得意を細分化・得意な手段で信頼関係を
調査によると、会話が苦手な社会人が増加しており、理由として話題がないことや人を気にしすぎることが挙げられている。
専門家は、自身の得手・不得手を認識し、信頼構築を行う重要性を述べている。
異性の会話に苦手意識が多いが、1対1よりも3人以上の会話が苦手な人が約4割いることも分かった。
「会話が苦手な社会人」を対象に行った調査では、4割が3人以上の会話が苦手で、理由には、「話題がない」、「人を気にしすぎる」が上位に上がった。
専門家は、得手・不得手の認識と、できることでの信頼構築をする重要性を、自身の経験に触れて述べた。
「うまく話せない」、「会話が苦手」などといった働く人の本音に迫った。
街の人に聞いてみると、「苦手意識があると言えば苦手かも」、「苦手です、機械と向き合ってる方が楽です」といった意見が聞かれた。
人材派遣のR&Gが、「会話が苦手な社会人」498人を対象に、会話が苦手な理由を聞いた。
「同性と異性、どちらとの会話が苦手?」という調査では、異性の方が多いものの、半数以上が「どちらも苦手」と答えている。
そして、1対1よりも3人以上の方が苦手という人の方が多く、約4割だった。
ホテル勤務(10代):
1対1だとペチャクチャしゃべれるんですけど、グループになると黙り込んじゃうタイプ。グループの雰囲気を崩さないように気を使ってしまうというか、気を使いすぎて言葉を出せなくなっちゃう感じ。
「苦手な場面」としては、「初対面の人と話す」を挙げた人が圧倒的に多く、以下、「大人数で話す」、「食事中・ランチ中の会話」が続いた。
サービス業(30代):
初対面の人が苦手というか、どんな話題上げればいいのかなだとか、そういうところで悩んでしまう。なんとも言えぬ沈黙が続くではないが、お互い話題が出ずにみたいなのは、ちょっと気になる。
「会話が苦手な理由」には、「話題がない」、「人のことを気にしすぎる」、「会話を広げられない」と答えた人が多く、ほかに「緊張する」、「会話に入れない」などが続く。
商社営業(20代):
人と話すときって、どういうことを話せばいいか、話すきっかけが必要になるので、そういうものを探っていくのがちょっと難しい。
損保代理店(60代):
相手のことを気にしすぎて、考えすぎてすぐ言葉が出てこない。初対面の人もそうだし、ずっと同じ職場で働いている人でも気を使ったりして、言葉が出てこないときがある。でも、逆に沈黙が苦手で話さなきゃと思って墓穴掘っちゃったり、言わなくていいこと言っちゃったりして、さらにまた悪化してしまう。